• 不安定な時代のサポートになる、フラワーエッセンスの力について、花療法家として活動する谷口みよ子さんにお話をお伺いしました。今回は、フラワーエッセンスとは何か? フラワーエッセンスの基礎知識をご紹介します。「おまもり」の語源は“見守る”だそう。私が私らしく、居心地よく生きるための「おまもり」を分けていただきに、大段まちこ(フォトグラファー)&井尾淳子(フリー編集者)のふたりが、心とからだを整える魔法使いのような人々を訪ねます。
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    おまもりルームより
    ふっくらとした愛を込めて。
    画像: 1930年代、英国の医師であり、細菌学者、病理学者でもあったエドワード・バッチ博士により開発された「バッチフラワーレメディ」。写真はヒーリングハーブ社製のフラワーエッセンス。

    1930年代、英国の医師であり、細菌学者、病理学者でもあったエドワード・バッチ博士により開発された「バッチフラワーレメディ」。写真はヒーリングハーブ社製のフラワーエッセンス。

    みなさん、こんにちは。
    編集&ライターの井尾です。

    ウイルスや自然災害の影響から、心もからだも不安定になりがちな時期が続いていますね。いかがお過ごしでしょうか。

    そこで、私たちがふたつめの「おまもり」としてぜひご紹介したいのが、フラワーエッセンス。

    薬ではないので、副作用も依存性もない、とっても安全な植物療法のひとつです。

    「こんな時だからこそ、フラワーエッセンスの力を借りるのはどうでしょう?」という大段さんの提案から始まった、今回のテーマ。

    私たちは、花療法家・谷口みよ子さんのお話を伺うことにしました。

    いつもはフラワーエッセンスの個人セッション、ワークショップなどを中心に行っている谷口さんですが、時節柄、オンラインでのインタビューとなりました。

    画像: 谷口さんが翻訳を手がけた『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』(ジュリアン・バーナード著)。38種あるフラワーエッセンスが、なぜ私たちの心に作用するのか、植物のかたちからくわしく解説されています。フラワーエッセンスの力を知りたい方におすすめ。

    谷口さんが翻訳を手がけた『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』(ジュリアン・バーナード著)。38種あるフラワーエッセンスが、なぜ私たちの心に作用するのか、植物のかたちからくわしく解説されています。フラワーエッセンスの力を知りたい方におすすめ。

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    フラワーエッセンスって何?

    ふたり:「今日はよろしくお願いします!」

    谷口:「こちらこそ、よろしくお願いします。おふたりとも、お久しぶりですね」

    大段:「本当に。以前、先生に教えていただいたフラワーエッセンスのお話がとてもわかりやすかったんです。だからぜひまた、いろいろお聞きしたくて。今日はとっても楽しみです」

    井尾:「そうなんです。今回改めて、フラワーエッセンスとは何か、お話いただいてもいいでしょうか」

    谷口:「はい、もちろん。新型コロナウイルス感染症の影響が出てきて以来、私自身も“フラワーエッセンスってとても大事だな”と強く感じていることがあるので、まずはそこから紹介させてください」

    ふたり:「はい! ぜひ!」

    谷口:「それは、フラワーエッセンスがつくられた背景にあるんです。およそ80年前、英国人医師だったエドワード・バッチ博士によって体系化されたものですが、それは第一次世界大戦と第二次世界大戦の間、スペイン風邪が大流行したころだったんですね」

    井尾:「スペイン風邪ですか」

    大段:「今の世界状況とも少し似ていますね」

    画像: フラワーエッセンスはアロマオイルとは違い、有効成分が入っていないので、保存料以外の香りはありません。その製造方法は2つあり、「①新鮮な湧き水に植物の花を浮かべ、太陽の光を当てる方法と②煮沸する方法です。バッチ博士はこの2つの方法で、植物の持つ力を抽出しました」(谷口さん)。

    フラワーエッセンスはアロマオイルとは違い、有効成分が入っていないので、保存料以外の香りはありません。その製造方法は2つあり、「①新鮮な湧き水に植物の花を浮かべ、太陽の光を当てる方法と②煮沸する方法です。バッチ博士はこの2つの方法で、植物の持つ力を抽出しました」(谷口さん)。

    心の不調和が、病気をつくる

    谷口:「バッチ博士は、外科からキャリアをスタートさせた西洋医学のドクターです。でも自身が30歳の時にガンに侵されたという経験も踏まえて、どうして人は病気になるのか、一度治っても、なぜまたべつの病気になってしまうのか、ということを深く追求していたんですね」

    ふたり:「ほほぉ……」

    谷口:「腸内細菌から7種類のワクチンをつくって、世界的にも認められていたバッチ博士でしたが、あるとき、その7種の腸内細菌の割合が、人の心理状態と深く関わっていることに気づいたんです」

    大段:「と、いいますと?」

    谷口:「病気は病原菌などの物理的な要素だけではなくて、心理面が関わっている。つまり、心の不調和にある、ということですね」

    井尾:「たしかに。同じ状況下でも、病気にかかる人もいれば、かからない人もいますよね」

    谷口:「そうなんです。そこで、心を癒やすレメディ(処方箋)を自然界の野山の中に、植物に求めたんです」

    大段:「それで生まれたものが、フラワーエッセンスなんですね」

    谷口:「そのとおり。自然で安全なものです。今の世界状況にも重なるような、バッチ博士の言葉も残されています」

    大段:「80年も前に、心とからだ、病気のつながりに気づいていたんですねぇ……」

     

    バッチ博士の言葉について、詳しく知りたい方は、谷口さんのサイトをぜひ参照ください。

    「今に生かすバッチ博士のことば」
    http://spacehana.net/2020/02/25/dr-bach-words/

     

    さて、初回はフラワーエッセンスの基礎知識を学んだところで、次回からは、いまの時代に必要なエッセンスは何か、具体的にお伝えしていきますよ!

    お楽しみに!

     

    ◇ ◇ ◇

    谷口 みよ子(たにぐち・みよこ)
    花療法家、講師、翻訳者。フラワーエッセンスの個人セッションや講座などを行う「スペースハナ」を主宰。冊子の編集、ワークショップや英国ツアーの企画・運営など、幅広くフラワーエッセンスの仕事に携わる。訳書に『エドワード・バッチ著作集』(ジュリアン・バーナード編、BAB出版)『バッチのフラワーレメディー 植物のかたちとはたらき』(ジュリアン・バーナード著、英国フラワーレメディー・プログラム)がある。
    個人セッションなどの詳細は、http://spacehana.net/



    大段まちこ(おおだん・まちこ)
    フォトグラファー。かわいいもの、雑貨、ファッションなどをテーマに女性誌やライフスタイル誌で活躍。共著に『花と料理』(リトル・モア)などがある。
    http://odanmachiko.com/

    井尾淳子(いお・じゅんこ)
    フリーライター&編集。子育て雑誌の編集経験を経て、現在は書籍、Webコンテンツなどの編集、執筆を中心に活動。



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