お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
ハロウィーン直前!ということで、今回のお菓子はかぼちゃを使ったマフィン。
この時期に出回る「栗マロンかぼちゃ」という品種を使いました。
お菓子用にスパイスを購入すると、賞味期限までに使い切れないことが多いので、今回は定番のシナモンとナツメグのみ使用。
かぼちゃの風味を生かしつつ、なじみのあるスパイスでほんのり香り付けしました。
このまま食べてもおいしいのですが、デザートにするならば、フロスティングと一緒に食べるのがおすすめ!
『天然生活12月号』の表紙のお菓子と見た目がかぶってしまいましたが(笑)、ちょっぴりこってりしたフロスティングを添えて、秋の味覚を存分に楽しんでくださいね。
かぼちゃマフィンのつくり方
材料(底の直径が5.5cmのマフィン型7~8個分)
● かぼちゃ | 300gほど(皮と種を取り除き、こして、正味160g) |
● くるみ | 30g |
● レーズン | 40g |
● 薄力粉 | 150g |
● 卵 | 1個 |
● ベーキングパウダー | 小さじ1と1/2 |
● 三温糖(またはきび砂糖) | 80g |
● シナモンパウダー | 小さじ1 |
● ナツメグパウダー | 小さじ1/2 |
● 塩 | ひとつまみ |
● キャノーラ油 | 100ml |
<クリームチーズ・フロスティング> | |
● クリームチーズ | 70g |
● バター(塩分不使用) | 40g |
● 粉砂糖 | 80g |
下準備
*かぼちゃは種を取り除き、乱切りにしたら皮を切り落とす。蒸し器で15~18分ほど蒸し、熱いうちにこして、よく冷ます。
*卵は常温に戻す。
*薄力粉、ベーキングパウダー、スパイス、塩はふるいにかける。
*オーブンは180℃に予熱する。くるみを180℃のオーブンで3分ほど焼いて、手で砕く。
*フロスティング用のクリームチーズとバターは常温に戻しておく。
つくり方
1 ボウルに卵を入れて泡立て器で溶き、砂糖を加え、混ぜ合わせる。キャノーラ油を少しずつ加え、さらに混ぜる。
[はなよりひと言]
泡立てるというよりも、すり混ぜる感じで、生地がトロリするまで乳化させます。
2 下ごしらえしたかぼちゃを加えて、混ぜ合わせる。
3 粉類を一気に加え、軽く混ぜたらレーズンとくるみを加え、ゴムベラに持ち替えて混ぜる。
[はなよりひと言]
このとき、粉類を混ぜすぎないのがポイントです。粉っぽさが少し残った状態でレーズンとくるみを加えます。
4 型に3を流し入れ、平らにならし、180℃に予熱したオーブンで14分半~15分ほど焼く。
[はなよりひと言]
マフィン型、生地の分量、オーブンの熱で焼き時間が変わります。マフィンの中央に竹串を刺して、抜いたときに生地が付かなければ、マフィンの完成です。
5 フロスティングをつくる。クリームチーズとバターを泡立て器で混ぜ合わせる。
6 粉砂糖を加え、さらに混ぜる。
7 しぼり袋と口金を用意し、6のフロスティングを詰める。
8 4のマフィンが十分に冷めたら、フロスティングで飾り付けする。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡〜hana金〜」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
Instagram https://www.instagram.com/hanalovestaco/
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。