• 本当に頼りになる愛用の台所道具を、石黒智子さんに教えてもらいました。家族のために台所に立ちつづけて40年余り。日々の食事づくりに欠かせない台所道具は、ひとつひとつ選ばれる理由があります。今回は、自分でつくった道具 たちと、プロに頼んでつくってもらった道具 いろいろを拝見します。
    (『天然生活』2017年12月号掲載)

    石黒智子さんの台所道具
    自分でつくったものも、たくさん

    画像: 石黒智子さんの台所道具 自分でつくったものも、たくさん

     コーヒーサーバー用の木のリング
     キャンドルウォーマー
     トングをスポンジホルダーに改造
    11 ガラスに合わせた木ぶた
     粉ふるい
     エッグピアサー(卵穴開け器)
    10 砂時計を改造
    12 鍋敷き
    13 ステンレスクリップを広げてフックに改造
    14 「ル・クルーゼ」のつまみを温度計ホルダーに改造
    1516 木べら
    17 小さな木さじ
    1819 使わなくなったキーボードのパーツを消費期限プレートに

    「見た目がきれいなものは捨てずにとっておきます。すると、思いがけず手持ちのものにぴったり合うということも。エッグピアサーや小さな粉ふるいが、そのひとつです」

    石黒さんは木工もお手のもの。木べらは使いやすい角度になるよう絶妙なカーブに仕上げました。

    ◇ ◇ ◇

    画像: 以前、百貨店で購入した海外製のトングを改造してスポンジホルダーに(写真5)。水切れがよく、清潔に保てる

    以前、百貨店で購入した海外製のトングを改造してスポンジホルダーに(写真)。水切れがよく、清潔に保てる

    画像: 「イケア」のキャンドルがぴったり収まるウォーマー(写真2)。「キャンドルの明かりは料理をおいしく見せてくれます」

    「イケア」のキャンドルがぴったり収まるウォーマー(写真)。「キャンドルの明かりは料理をおいしく見せてくれます」

    石黒智子さんの台所道具
    プロに頼んでつくってもらったもの

    画像: 石黒智子さんの台所道具 プロに頼んでつくってもらったもの

     かき揚げ器(市販の持ち手を外し、別のレードルの持ち手を溶接)
     ステンレス製の蒸し器用リング
     米とぎボウル(ステンレスボウルの底に110個の穴をあけた)
     30.5cm、800gの鉄製炒め鍋(30cmのガラスぶたを使えるように通常サイズより0.5cm大きいものをオーダー)

    蒸し器用のステンレスリングは板金屋さんにつくってもらった。

    かき揚げ器と米とぎボウルは、以前から持っていたものを同じ板金屋さんに頼んで改造。

    「炒め鍋はオーダーしました。たった0.5cmの違いですが、ふたがぴったり閉まるかどうかは、とても大きいです」

     

    〈撮影/千葉亜津子 構成・文/結城 歩〉

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




    This article is a sponsored article by
    ''.