生活感を感じさせない、すっきり使いやすいキッチン収納
2020年の春に家を新築したばかりの犬飼ちえさん。
家を設計する段階から、どこに何を入れるか想定して収納場所を設けてもらったそう。
あえてパントリーは設けず、キッチンの壁面にニッチをつくることで収納場所を確保。
また、作業台にもなるバックカウンターはサイズや仕様を細かく指定して造作を依頼しました。

キッチンはあえてオープン収納タイプを選択。フライパンや鍋などの調理器具は、出しておいても美しく感じられるデザインを厳選したことで、レストランの厨房のような雰囲気に。どこに何があるか一目瞭然で、ワンアクションで取り出せる。掃除は毎朝ササッとはたきをかけて簡単に。
生活感を感じさせないために工夫していることは、見せてもいいものと隠すもののメリハリをつける こと。
お気に入りのキッチン道具は見せる収納に。パッケージがカラフルな調味料やストックは引き出しへと分けて収納し、見せると隠すをコントロールしています。
隠す収納で活躍しているのが、さまざまな容器。
ニッチでは「無印良品」の同種類のポリエチレンケースを並べることで整然とした見た目に。
パッケージがカラフルな食品のストックも、こうすれば目立つことなく収納できるというわけ。

キッチンの壁面にアールのついたニッチを設けて、食品のストックを収納。「無印良品」のポリエチレンケースにアイテム別にまとめて並べることで、見た目もすっきり。このケースに合わせて奥行きや横幅、棚の高さを合わせてもらったので、ぴったりと気持ちよく収められた。

よく使うツールや道具はディスプレイするように美しく並べると、家事へのやる気もアップする。造り付けの棚にはバーを付けて、小鍋やメジャーカップなどを吊るして。
引き出しの中にも工夫があります。
細かいものを入れる引き出しは浅めにつくってもらい、ぴったりサイズの容器をセット。仕分け収納をすることで、開けたときも何がどこにあるかがひと目でわかるように。
ふた付き容器にはきちんとラベルを貼る ことで「どこだっけ?」と探し回ることもありません。

お弁当に使うこまごましたアイテムは、まとめて入れるとゴチャゴチャしてしまいがち。そこで引き出しの中に100円ショップのプラスチック容器を並べ、小分けにして収納を。浅めの引き出しはバックカウンターとともに造作してもらった。
容器選びのコツは、入れる場所と中身のサイズに合ったものを選ぶ こと。
こまごましたものは大きな容器にひとまとめにせず、小さい容器を並べてきちんと仕分けします。
引き出しスペースにパズルのようにはめ込むため、容器を買いに行くときは常にサイズをチェックするとのこと。

生活感が出がちな調味料は引き出しの中へ入れるのがルール。おそろいの容器に詰め替えて並べると、開けたときもきれい。丸いふた付き容器は「フレッシュロック」のもの、スクエアなふた付き容器は100円ショップで見つけたもの。中身がわかりにくいものにはラベリングで対策を。

ゴミ袋やネットは専用の引き出しを設けて。100円ショップのふた付きケースに入れてラベルをペタリ。そのまま引き出しに入れるとごちゃまぜになってしまいがちなものは、仕分けして収納が基本。
1 置き場所を決める。
2 見せると隠すものを分ける。
3 収納場所に合わせた容器をうまく利用する。
4 必要なときはラベルを貼る。
この 4つのポイントを押さえる ことで、すっきりとおしゃれで使いやすいキッチンが維持できています。


よく使うカトラリーはテーブルの上に出しっぱなしに。見た目がシンプルなものを選ぶことでインテリアにもなじむ。たまに使う二軍のカトラリーは引き出しへ。ここでも100円ショップのプラスチック容器が活躍。
犬飼ちえ さん
7歳、5歳、3歳と夫の5人暮らし。ふだんは夫の自営業のお手伝い、パティシエの姉がつくるお菓子づくりの補佐などもしている。インスタグラムで新居の様子や日々の出来事を綴っている。
インスタグラム @inuco4194
〈写真/伊東俊介 取材・文/大野祥子(インスタグラム @shosworks)〉
◇ ◇ ◇
『暮らしのまんなかvol.32 暮らしは、小さな時間の積み重ね』では、
みんなの「時間のつくり方」を紹介しています。
やってみたいこと、憧れていること……。
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「それをやるための」時間を確保することなのかもしれません。
犬飼ちえさんの時間のつくり方 もぜひ、誌面でお楽しみください。