(『天然生活』2017年4月号掲載)
Lesson 1
レッスンバッグ「一重(ひとえ)タイプ」
一種の布だけでつくれる、オーソドックスなトート型。
裏地がなく、内ポケットも持ち手も乗せて付ける仕立てなので、とても簡単です。
バッジやワッペンなど子ども用の目印を加えやすいシンプルなデザイン。
一重でも自立するよう、少し厚めの布を選ぶとよいでしょう。
How to make
レッスンバッグ「一重タイプ」のつくり方
材料
コットン オックスフォード
(袋布)45cm幅 82cm・・・1枚
(ポケット)20cm幅 19cm・・・2枚
(外持ち手)5cm幅 34cm・・・2枚
(内持ち手)5cm幅 26cm・・・2枚
(タブ)2cm幅 5cm・・・1枚
◎布を購入するときの用尺の目安 65cm幅 85cm
でき上がり寸法
入れ口幅42×高さ29×マチ14cm
持ち手幅2.5×長さ24cm
つくり方
※つくり方のなかの数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。
1 袋布の裏に、底とマチの印をつける。
ポイント
底とマチの印をこの段階でつけておくと、マチを縫うときに楽です。平らなので正確に寸法を測れます
2 袋布の入れ口を、アイロンで折り目をつけておく。イラストを参考に、ポケットをつくり、付ける。
3 タブをつくり、袋布に付ける。
4 イラストを参考にして、袋布の脇を袋縫いにする。縫いしろは片側に倒す。
ポイント
切り込みを入れると、入れ口を折った際、脇の縫いしろの重なる枚数が少なくなるので、すっきり縫えます
5 入れ口を2の折り目に沿って折り、縫う。
6 1の印に沿って、袋布のマチを縫う。
7 イラストを参考に、外持ち手と内持ち手を縫い合わせ、持ち手を2本つくる。
8 持ち手を袋布に付ける。
そのほかのレッスンバッグのつくり方
Lesson2 裏地付きタイプ >>
Lesson3 切り替えタイプ >>
〈作品デザイン・制作/西館美奈 撮影/藤原 純 スタイリング/西森 萌 イラスト/沼本康代〉
西館美奈(にしだて・みな)
雑貨店などのバイヤーを経て、2005年に、自身でデザイン、制作を手がけるブランド「37/西館美奈」を立ち上げる。ていねいな物づくりに定評があり、上質な天然素材をベースにした部屋着や布小物が人気。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです