(『天然生活』2017年4月号掲載)
Lesson 3
レッスンバッグ「切り替えタイプ」
薄手のキャンバス地を3色組み合わせたバケツ型。
横型に加え、同じ工程でできる縦型もつくりました。
パーツが多いうえ、立体での縫い合わせがあるので、少々手がかかりますが、すべて直線だから、寸法さえきちんとしていれば大丈夫。子どもとおそろいで持っても。
How to make
レッスンバッグ「切り替えタイプ」のつくり方
材料
〈横型〉
コットン79Aキャンバス
アイボリー
(袋布)44cm幅 34.5cm・・・2枚
(見返し)42cm幅 6cm・・・2枚
グレー
(外持ち手)91cm幅 5cm・・・2枚
(内持ち手)29cm幅 5cm・・・2枚
(底布)42cm幅 9cm・・・2枚
ブルー
(ポケット)16cm幅 15cm・・・1枚
(タブ)2cm幅 5cm・・・1枚
〈縦型〉
コットン79Aキャンバス
グレー
(袋布)36cm幅 40.5cm・・・2枚
(見返し)34cm幅 6cm・・・2枚
ブルー
(外持ち手)100cm幅 5cm・・・2枚
(内持ち手)26cm幅 5cm・・・2枚
(底布)34cm幅 10cm・・・2枚
(タブ)2cm幅 5cm・・・1枚
アイボリー
(ポケット)15cm幅 19cm・・・1枚
◎布を購入するときの用尺の目安
〈横型〉
アイボリー/90cm幅 45cm、グレー/95cm幅 25cm、ブルー/20cm幅 15cm
〈縦型〉
グレー/75cm幅 50cm、ブルー/100cm幅 25cm、アイボリー/15cm幅 20cm
でき上がり寸法
〈横型〉
入れ口幅40×高さ27×マチ10cm
持ち手幅2.5×長さ25cm
〈縦型〉
入れ口幅32×高さ33×マチ10cm
持ち手幅2.5×長さ22cm
つくり方
※つくり方のなかの数字の単位はすべてcm(センチメートル)です。
※このページのつくり方のなかの赤の数字は「横型」の、青の数字は「縦型」のバッグの寸法です。黒の数字は共通です。
1 袋布と底布の入れ口を、アイロンで折り目をつけ、マチ分をカットする。
2 イラストを参考に、持ち手をつくる。
3 ポケットの入れ口を縫う。イラストを参考に、1枚はポケットを挟み、持ち手を縫い付ける。
4 イラストを参考に、袋布を外表に合わせ、脇を縫う。底を縫い、縫いしろは割る。
ポイント
左側のミシン線が脇線です。このあとの工程6と7で見返しやマチと合わせるときに位置を注意してください
5 タブをつくる(つくり方は、下の[タブのつくり方]のイラストを参照)。イラストを参考にして見返しをつくる。
タブのつくり方
6 袋布の入れ口に見返しを付ける。
7 袋布のマチを縫う。
8 底布を中表に合わせ、脇と底を縫う。縫いしろを割って、マチを縫う。
9 袋布と底布のマチの縫いしろを底側に倒し、底布を袋布にかぶせて縫う。
ポイント
立体的な状態でずれやすいので、ミシンは、少しずつゆっくりとかけます。しつけをかけてもよいでしょう
そのほかのレッスンバッグのつくり方
Lesson1 一重タイプ >>
Lesson2 裏地付きタイプ >>
〈作品デザイン・制作/西館美奈 撮影/藤原 純 スタイリング/西森 萌 イラスト/沼本康代〉
西館美奈(にしだて・みな)
雑貨店などのバイヤーを経て、2005年に、自身でデザイン、制作を手がけるブランド「37/西館美奈」を立ち上げる。ていねいな物づくりに定評があり、上質な天然素材をベースにした部屋着や布小物が人気。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです