• ちょっとお疲れの時におすすめのレシピを、料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんに教えていただきました。鹹豆漿(シェントゥジャン)という豆乳スープは、台湾の朝ごはんの定番のひとつ。もろもろとしたおぼろ豆腐のような食感で朝からするっと食べられます。

    こんにちは、榎本美沙です。もう、5月ですね。

    皆さんいかがお過ごしでしょうか。4月から新生活を送られている方は、もしかしたら、そろそろ体にお疲れが出てきている時期かもしれません。

    今月はちょっと体が重いな、ちょっと疲れたなというときにおすすめの発酵ごはんをいろいろとご紹介できたらと思っています。よろしければ参考にしてみてくださいね。

    台湾の豆乳スープ「鹹豆漿(シェントゥジャン)」

    今回は、台湾の豆乳スープ「鹹豆漿」の気軽な作り方をご紹介したいと思います。

    「シェントゥジャン」と読みまして、台湾の朝ごはんの定番のひとつです。

    私も、以前台湾に行ったときに、朝ごはんでいただきました。

    画像1: 台湾の豆乳スープ「鹹豆漿(シェントゥジャン)」

    ここは朝早くからお客さんでいっぱい。次々と豆漿やパンが出来上がっては、人に渡され、とっても活気のあるお店でした。

    画像2: 台湾の豆乳スープ「鹹豆漿(シェントゥジャン)」

    塩気のある豆乳「鹹豆漿」と、日本ではあまりメジャーではないかもしれないのですが、お砂糖入りの甘味のある豆乳「甜豆漿(ティエントゥジャン)」の二種類があります。

    画像3: 台湾の豆乳スープ「鹹豆漿(シェントゥジャン)」

    写真手前が「鹹豆漿」、奥が「甜豆漿」です。

    鹹豆漿のもろもろとしたおぼろ豆腐のような食感と、甜豆漿の優しい甘味。どちらも染み渡る優しい風味で、するすると食べられてしまう、台湾の優しい朝ごはんでした。

    本場の作り方は、豆乳を手作りなのですが、今回はおうちで、忙しい朝でも気楽につくれる鹹豆漿の作り方をご紹介したいと思います。発酵調味料でもある黒酢を使って、朝からするっと食べられると思います。

    鹹豆漿にのっている、油條(ヨウティアオ)という台湾風揚げパンもサクサクとおいしいのですが、こちらはクルトンで代用して、カリカリ感を加えました。

    豆乳を温めて混ぜるだけ、5分程度で作れてしまうお手軽スープです。

    台湾の優しい朝ごはんをぜひ。

    5分でできる、鹹豆漿(台湾風豆乳スープ)のつくり方

    画像: 5分でできる、鹹豆漿(台湾風豆乳スープ)のつくり方

    材料

    ◎ 無調整豆乳2カップ
    ◎ A
    ・長ねぎ(みじん切り)大さじ1
    ・干し海老(みじん切り)大さじ1
    ・ザーサイ(みじん切り)小さじ2
    ・黒酢大さじ1
    ・しょうゆ小さじ2
    ◎ ラー油適量
    ◎ パクチー(ざく切り)適量
    ◎ クルトン適量

    つくり方

     干し海老は電子レンジ600Wで20秒ほど加熱する。(※香りがよくなります)

     を器に半量ずつ入れてよく混ぜる。

    画像1: つくり方

     豆乳を鍋で温め、沸騰したら火を止めて器に注ぐ。パクチー、クルトンをのせ、ラー油を回しかける。よく混ぜながらどうぞ。

    画像2: つくり方


    画像3: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
    著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

    ●Instagram:@misa_enomoto
    https://www.instagram.com/misa_enomoto/
    ●YouTube:「榎本美沙の季節料理」
    https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA



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