料理家の松田美智子さんに、やさしい味わいのふきのさっと煮のつくり方を教えていただきました。春の山菜「ふき」は、さわやかな香りとほろ苦い風味、シャキシャキした食感が特徴。ふきは調理前の下ごしらえが大切です。アクを抜いて、おいしくいただきましょう。
ふきのさっと煮
![画像: ふきのさっと煮](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/5185238e369a33499288d3a6360631addc9a0971.jpg)
だしが染み込んだ、やさしい味わいの煮物。
かつお昆布の甘みが、ふきの風味を引き立てます。
材料(つくりやすい分量)
● ふき(下処理したもの) | 300g |
● だし汁(濃いめにとったかつお昆布だし) | 1と1/2カップ |
● A | |
・酒 | 大さじ3 |
・みりん | 大さじ1 |
● 薄口醤油 | 大さじ1 |
● 木の芽 | 適量 |
つくり方
1 ふきは5cm長さに切りそろえる。太いものは縦半分に切る。
2 土鍋にだし汁とふきを加え中火にかけ、ふつふつして来たら、Aを加え、紙蓋をして5分煮る。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/eb26cd6ac42016c8832ffb0ea2a8cf3e61bf9765.jpg)
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/f10db88f6b78a0927d3588b4fc7cbae7cd4f8d99.jpg)
3 薄口醤油を加え、火を止める。好みで木の芽等をあしらう。
![画像3: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/924e862c7fdb3a54be84fe7b627b17a3e2335979.jpg)
ふきの下処理
1 ふきの葉を除き、太い部分と細い部分に切り分ける。
2 まな板にふきを5~6本、入れ子にして置き、表面が平になるようにして粗塩大さじ1をふり、両手で板ずりをして、1本ずつ筋をひく。
![画像1: ふきの下処理](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/6c6d642e85fd2a5a60fd3dc9bb750fd67d2f7b82.jpg)
![画像2: ふきの下処理](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/acc03d90e12e51074b8a857314a00e154d9b5440.jpg)
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
![画像3: ふきの下処理](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/05/17/ac9f334df1f632a29c503dd98002059edc75e9b9.jpg)
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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