家族みんなが大好きな〈チーザ〉。
旅のお供に、必ず買うおやつ。
「いまはなかなか行けませんが、家族で旅に出るとき、必ずおやつに買うのが〈チーザ〉。
お酒のつまみになるということも大きな理由のひとつだけれど、チーズの味が濃くてみんなが大好きな味なんです。
あの大きさと薄さは、お腹も膨れすぎないし、ちょっとずつつまめる感じがいいんですよね。とはいえ、4人家族で食べるとなると、みんなで牽制し合いながら食べないといけません。ひとつ取ったら、家族全員一巡するまでは次の1枚に手を出さないという暗黙のルールが生まれます。それほどみんなが好きな味ということですね」(大平一枝さん)
旅の途中、お酒も飲みながら移動することが多いという大平さん。駅構内のキオスクで売られていることが多い〈チーザ〉は、おつまみでありながら、子どもが好きなおやつとしても成立していることがいいよね、とお話されていました。
薄くて軽くて、罪悪感なく食べられるし、味が濃いので食べ応えがあるというところも、つい買ってしまうポイントなんだそう。
3つの穴が、カリカリ食感の秘密。
2000年代、法律の改正で、酒屋だけでなくスーパーやコンビニでお酒を買えるようになったことを受け、おつまみの需要が拡大。
そのタイミングで、江崎グリコではお菓子とおつまみの中間に位置する「大人のスナック菓子」の開発に着手しました。
「当初は、チーズをたっぷり配合した生地を均一にカリカリに焼いていくことに苦戦しました。形や味も試行錯誤しながら、最終的には三角形に穴3つのこの形に。よく見ると穴の大きさも少しずつ変えているのですが、これにより中の水分がきれいに抜けて、均一なカリカリ食感を実現できているんです」(江崎グリコブランド広報/鈴木絵美さん)
2015年からは、生チーズを原料として50%以上使用。
チーズ本来の芳醇な香りやまろやかさ、やさしい酸味が感じられるようになりました。
「もともと、我が家の食卓にチーズって欠かさないんです。毎晩数種類のチーズを並べて、クラッカーにディップして食べているほど。でもチーズって神経を使う食べもので、持ち歩くことができないじゃないですか。それを可能にしてくれたのが〈チーザ〉だと思うんです。
いつでもどこでもチーズを持ち歩けるおやつというか。外でも食べられる気軽さがいいですよね。それでいて、がっつりチーズの香りがする。チーズ好きにはたまらないおやつです」(大平さん)
アレンジは自由自在!
広報の鈴木さんにおすすめのアレンジ方法を伺うと、「オーブントースターで温めて食べるのがおすすめです。チーズの香りが引き立ち、食感も変化するため、まるで焼き立ての味わいを楽しむことができますよ。ほかには、アボカドソースにディップしたり、溶かしたチーズにディップしてしまう “禁断の追いチーズがけ” もおすすめです」とのこと。
現在は、チーズの旨味成分のもとになるアミノ酸を配合し「チーズより2倍旨味が濃い」〈チーザ〉へと進化。より濃厚な味わいになったことにより、おうちでのおやつタイムも格段にレベルアップしてくれそうです。
生チーズのチーザ<燻製チーズ味>
■ 内容量 40g
■ 店頭予想価格 195円(税込)
■ メーカー 江崎グリコ
ブランドサイト ブランドサイトを見る
〈撮影/山田 耕司 取材・文/山下あい〉
大平一枝(おおだいら・かずえ)
文筆家。長野県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、1995年に独立。失われつつあるが失ってはいけない価値観、および大量生産・大量消費の対岸で生きる人々のライフスタイルや人物ルポを中心に各紙誌に執筆。著書は『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』(大和書房)、 『東京の台所』『男と女の台所』(平凡社)、『届かなかった手紙』(角川書店)、『あの人の宝物』(誠文堂新光社)など多数。
HP:「暮らしの柄」 http://kurashi-no-gara.com/
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