(『taishoji cookbook 2 2018』より)
アスパラガスとじゃがいものラヴィオリのつくり方
材料
[生地]
● 強力粉 | 240g |
● 水 | 120g |
[詰め物]
● アスパラガス | 80g |
● じゃがいも | 80g |
● 塩 |
[ペースト]
● バジリコ | 20g |
● にんにく | 少々 |
● 塩 | 1g |
● オリーブ油 | 40g |
[仕上げ]
● 塩 |
つくり方
1 生地をつくる。
ボウルに強力粉を入れて山にし、中心をくぼませ、水を注いでへらなどで混ぜる。
ひとまとめにしたら、台の上に移して表面がなめらかになるまでこねる。
ボウルをかぶせて30分ほどおく。
2 詰め物をつくる。
アスパラガスは根元のかたいところを折り、軸は小口切りにし、穂先は取りおく。
じゃがいもはやわらかく蒸してから皮をむき、熱いうちにつぶして塩をする。
じゃがいもが冷めたらアスパラガスの軸を混ぜておく。
3 ペーストをつくる。
バジリコは葉を摘み、沸騰した湯に塩を入れてさっとゆでる。
色が鮮やかになったらすぐに氷水に取り、ざるに広げて水気を切る。
ミキサーににんにく、塩、オリーブ油を入れて撹拌し、さらにバジリコを絞らずに加えてなめらかになるまで撹拌する。
4 成形する。
必要に応じて生地に打ち粉をしながら、麺棒やパスタマシーンで約1mm厚さに伸ばし、10cm幅の長方形を2枚1組にする。1枚の生地の上下を1cmずつあけ、1.5cm大に丸めた具を間をあけて並べる。
もう1枚の生地をかぶせ、指で具のまわりを押さえて空気を抜いていく。
ローラーで端を落として四角く切り分け、台の上に広げておく。
5 鍋に湯を沸かし、アスパラガスのかたいところを入れてしばらくゆでる。
色が褪せたら取り出し、粗塩を入れてラヴィオリをゆでる。
再沸騰して3分ほど経ったら、アスパラガスの穂先を加える。
6 すぐに手つきの網ですくい、水気をしっかりと切って温めた器に盛る。
ペーストを回しかけ、粗塩をふる。
〈撮影/尾込真貴子〉
本記事は『taishoji cookbook 2 2018』(晶文社)からの抜粋です
細川亜衣(ほそかわ・あい)
熊本 taishoji にて、料理教室や各分野の展示会を主宰。自然との対話の中から独自の視点で料理を発想し、味わい、色、香りなど、鮮やかな感覚を食べ手に伝えることに努めている。近著に『料理集 定番』(アノニマ・スタジオ)、『旅と料理』(CCCメディアハウス)がある。
taishoji 料理教室:https://www.taishoji.com
◇ ◇ ◇
素材本来がもつおいしさを最大限に引き出すレシピと、独特の世界観で多くのファンがいる料理家・細川亜衣さん。地元の熊本で開く「taishoji料理教室」のレシピをオールカラーで大公開。
和食をベースに、イタリア、フレンチ、中華など世界各国の要素をアレンジし、メインからサイド、小鉢、デザートまで、さまざまなバリエーションのメニューを紹介。
月ごとに一式のレシピをまとめ、季節の食材を活かしたその時期ならではの料理が、一年間通して楽しめるつくりになっています。 熊本の美しい自然とともにお届けする、目で見て美しく、つくっておいしい究極のレシピ集。その第二弾は、2018年のレシピです。