料理家の松田美智子さんに豚肉のハーブマリネソテーのつくり方を教えていただきました。ローズマリーのハーブマリネ液がしっかり染み込んだ、さわやかな風味のソテーは、オーブンで焼く以外にも、薄力粉をふって、フライパンで焼いたり、揚げたりしてもおいしく仕上がります。豚肉の肩ロースは、赤身の中に脂肪が入っているのでうま味やコクがあり、やわらかいのが特徴です。
豚肩ロース
豚肉には、体の形成に欠かせない良質なタンパク質や、ビタミンB1が多く含まれています。また、脂質にはコレステロール値を上昇させない、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が多く含まれています。
豚肉の脂身は、牛肉よりも加熱で溶けやすく、ヘルシーです。肩ロースと呼ばれるものは、ロースと肩肉やネックの間の部分。赤身の中に脂肪が入っているので、うま味やコクもあり、ロース肉に比べて、やわらかく調理することができます。
豚肉のハーブマリネソテーのつくり方
ローズマリーとレモンのさわやかな風味の豚肩ロースソテー。
マリネ液でしっかり下味をつけるのがポイントです。
材料(2人前)
● 豚肩ロース厚切り肉 | 2枚 |
● A | |
・塩 | 小さじ1 |
・レモン汁 | 大さじ3 |
・にんにくのすりおろし | 小さじ1/3 |
・オリーブオイル | 大さじ2 |
・ローズマリー | 2茎 |
● 白こしょう | 少々 |
● ローズマリー | 適宜 |
● 好みでレモン | 適宜 |
つくり方
1 豚肩ロースの脂に4cm間隔で切り込みを入れ、焼き縮みを防ぐ。
2 Aを肉によく揉み込み 冷蔵庫で1時間、室温で30分置く。
3 オーブンを220℃に予熱し、豚肉とローズマリーを焼き網にのせ、アルミホイルを被せて10分焼く。さらに、アルミホイルを外して、上火を強めにして3〜5分、香ばしく焼き上げる。
※ 薄力粉を振って、フライパンで焼いても、揚げてもよい。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。