マバニ家の「ジャガイモと鶏肉のカレー」のつくり方
ジャガイモと鶏肉を煮込んだ、ちょっとスパイシーなカレーをご紹介します。
このカレーを美味しく作るポイントは3つ、
1 鶏モモ肉を十分に漬け込んでおくこと
2 玉ネギを十分に炒めること
3 トマトの水分をきちんと飛ばすこと
です。
最後に加える甜菜糖も忘れずに。これはまろやかで奥深い味を引き出します。甜菜糖はきび砂糖でも代用できますが、砂糖を使う場合には分量を少し少なめにしてください。
チャパティのような薄いパンか、またはバスマティライスと合わせてお召し上がりください。
材料
● 鶏モモ肉(皮をむき、大きめの一口大に切る) | 400g |
● A | |
・ヨーグルト | 大さじ5 |
・ターメリック | 小さじ1/2 |
・ガラムマサラ | 小さじ1/2 |
・生姜(すりおろし) | 大さじ1 |
・ニンニク(すりおろし) | 大さじ1+1/2 |
● ジャガイモ(メークイーン、皮を剥き大きめに切る) | 中2個 |
● 植物油 | 大さじ2 |
● B | |
・デジバッタまたはベイリーフ(大きければちぎる) | 3枚 |
・カシアバークまたはシナモン | 2cm×3個 |
・グリーンカルダモン | 5個 |
・クローブ | 3個 |
● 赤玉ネギ(繊維に沿ってスライス) | 中3/4個 |
● トマト(みじん切り) | 中1個 |
● C | |
・カシミールチリパウダー※ | 小さじ1弱〜好みの量 |
(※チリパウダーで代用可) | (※小さじ1/2〜好みの量) |
・コリアンダーパウダー | 小さじ2 |
・クミンパウダー | 小さじ1 |
● 塩 | 小さじ1〜好みの量 |
● 香菜(みじん切り) | 大さじ1強 |
● 甜菜糖又はきび砂糖 | 小さじ1/2強 |
準備
<鶏肉>
鶏肉はAを順番に加えて混ぜて、冷蔵庫に入れて漬け込んでおく。(できれば前日の夜から、短くても数時間漬け込むと鶏肉が柔らかく美味しく仕上がる。)
<ジャガイモ>
ジャガイモは、ターメリック小さじ1/4と塩小さじ1/8(共に分量外)を混ぜてすぐに揚げ焼き(油の量は分量外)にして、焼き目をつけておく。(完全に柔らかくする必要はない。)
つくり方
1 厚手の鍋に油とBのホールスパイスを入れ、弱めの中火で温める。
2 カルダモンが膨らんだら、赤玉ネギを加え加熱する。
3 赤玉ネギがしんなりし濃い茶色になったら、トマトを加え混ぜながら加熱する。
4 トマトが崩れペースト状になったら、Cを順に加えよく混ぜる。
5 スパイスが油とよく馴染んだら、準備した鶏肉も加える。
6 鶏肉が白くなったら、準備したジャガイモ・水400mLも加える。
7 沸騰したら塩・香菜・甜菜糖を加え混ぜ、蓋をして火を弱め、鶏肉とジャガイモが柔らかくなるまで加熱する。
美味しく作るために:
・カシミールチリパウダーは赤みが強くややマイルドな辛さが特徴です。ない場合には通常のチリパウダーで代用可能ですが、その際には分量を少なめに使ってください。カシミールチリパウダーはネットでも市販されています。
・ここでは植物油を使っていますが、あればマスタードオイルを使うとより本格的な味になります。
時間のない時には:
ジャガイモを揚げ焼きする時間のない時には、揚げ焼きしなくても作れます。
その際には、Cを加えるときにターメリック小さじ1/4も加えてください。
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〈料理/マバニ・マサコ 撮影/林 紘輝〉
マバニ・マサコ
インド料理・スパイス料理研究家。嫁ぎ先で継承されてきたインドのアーユルヴェーダ的考えを取り入れながら、素朴なスパイス使いと癒される味を日本の家庭に紹介している。著書に『いちから始めるインドカレー』(柴田書店)ほか。新著製作中。Instagramでは日々の料理をUP。
新刊『西インド料理はおもしろい 食文化とともに味わう、本格カレーとスパイス料理』を発売中。
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