• ひとり暮らしでも家族といても、だれにも遠慮せず、自分好みのスパイスカレーを作って堪能したい。カレーはたくさん作るほうがおいしい、とどこかで聞いた気がしていたけれど、材料の切り方や火を入れるタイミングを調整すれば、時短でおいしいひとり分カレーが完成します。瀬戸口しおりさんの著書『自分ごはん時々おやつ ひとり分だからうまくいく』から、そんなちょっとわがままな、ひとり分のスパイスカレーを紹介します。

    豚としゃきしゃきしょうがのカレー

    太めのせん切りにしたしょうがと、細切りにしたじゃがいもの、しゃきしゃきとした食感がポイント。火が通りやすく、たったの10分ででき上がる。

    市販のカレー粉を使ってお手軽に、みそとウスターソースでコクをつけて、ナンプラーの風味で奥行きのある味わいに。

    味の決め手は、トマトに含まれるうまみ成分のグルタミン酸。翌日食べてもおいしいから2皿分を仕込んでたっぷり楽しもう。

    材料(2皿分)

    ●豚こまぎれ肉120g
    ● じゃがいも大1個
    ● しょうが(皮つきのまま太めのせん切り)1かけ
    ● にんにく(みじん切り)1かけ
    ● カレー粉大さじ1
    A
    ● みそ小さじ2
    ● ウスターソース小さじ1
    ● ナンプラー小さじ1/2
    ● 塩小さじ1/2
    ● ミニトマト4個
    ● サラダ油大さじ1
    ● あたたかいごはん適量
    画像1: 豚としゃきしゃきしょうがのカレー

    つくり方

     豚肉は食べやすい大きさに切る。じゃがいもは細切りにする。ミニトマトは半分に切る。

     フライパンにサラダ油を引き、にんにくを入れて火にかける。香りが立ったら豚肉を加えていため、肉の色が変わったらミニトマトを加え、トマトの水分がなくなるまでいためる。

    画像2: 豚としゃきしゃきしょうがのカレー

     カレー粉を加えてさらにいため、じゃがいも、しょうがを加えてさっとからめ、水400mLを加える。沸騰したら火を弱め、Aを加えて8~10分煮る。

    画像3: 豚としゃきしゃきしょうがのカレー

     器にごはんを盛り、をかける。好みで大根のなますを添える。

    memo
    トマトのうまみをだしのかわりに。しょうがは太めのせん切りにし、じゃがいもと同じタイミングで加えることで、具材として楽しめる。フライパンは深さのある直径26cmのものが便利。

    <料理/瀬戸口しおり スタイリング/池水陽子 撮影/衛藤キヨコ>


    画像4: 豚としゃきしゃきしょうがのカレー

    瀬戸口しおり(せとぐち・しおり)
    料理家・高山なおみ氏に師事。野菜をはじめ食材のうまみを引き出す料理が得意で、シンプルながら香りや余韻を残すしみじみおいしいごはんとおやつに食いしんぼうのファンが多い。アジア旅が好きで現地の味をイメージして再現するほか、料理上手な友人から聞いた家庭の味をもとにレシピを考えることも。「北欧、暮らしの道具店」のオリジナルドラマ『ひとりごとエプロン』シリーズをはじめ、人気ドラマの料理監修を務めるほか、雑誌、広告でも活躍。『わたしの作りおきおかず』(アスペクト)、『自分ごはん時々おやつ ひとり分だからうまくいく』(主婦の友社)など著書多数。夫と息子と愛猫セリの3人と1匹で暮らす。
    インスタグラム:@kururichan



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