• 金工師兼お菓子作家として活動するカワチ製菓・川地あや香さんは、6歳の男の子のお母さんでもあります。そんな川地さんが提案する、子どもも喜ぶ「素朴な簡単おやつ」をご著書『おやつとスプーン』(パイ インターナショナル)から紹介します。レシピは「手づくりコーンとアイスクリーム」です。

    アイスクリームのコーン

    画像1: アイスクリームのコーン

    香ばしく食べ応えのある手づくりのコーンです。身近なもので模様がつけられるので、いろいろ試してみてください。コーン形でなくても、マフィン型に油を塗ってタルト台のように焼いて、食べられるカップの形にしても楽しめます。

    材料(4個分)

    A
    ● 全粒粉50g
    ● 小麦粉50g
    ● きび砂糖15g
    ● 塩小さじ1/3
    B
    ● 菜種油30g
    ● 豆乳30g

    下準備

    クッキングシートを20×10センチにカットして折り、丸めて三角錐にして自立するようにする。これを4個つくる。

    画像2: アイスクリームのコーン

    つくり方

     Aをボウルに合わせて泡だて器でよく混ぜる。

     別の小さなボウルに Bを合わせ、に入れてゴムベラで切るように混ぜてひとまとめにする。

     直径20センチの円形に伸ばしてフォークやマッシャーで模様をつけ、4等分にして扇形を4つつくり(写真a)、クッキングシートでつくった円錐に巻きつける。

    画像: 写真a

    写真a

     クッキングシートを敷いた天板に立てて置き(写真b)、170度に熱したオーブンで15分ほど、きつね色になるまで焼く。

    画像: 写真b

    写真b

    生クリームを使わないアイスクリーム

    画像: 生クリームを使わないアイスクリーム

    油分を少なめにしているので、冷凍保存して完全に凍ると硬いですが、食べる直前に少し常温においてからスプーンに練り混ぜるか、フードプロセッサーに少しかけると、滑らかに食べられます。

    豆乳はちみつアイスクリーム

    画像1: 豆乳はちみつアイスクリーム

    重たくないけれど、滑らかで満足感あるアイスです。

    材料(つくりやすい分量)

    A
    ● 豆乳250g
    ● 粉寒天小さじ1/4
    B
    ● はちみつ35g
    ● メープルシロップ25g
    ● 塩小さじ1/3
    ● 菜種油30g

    つくり方

     Aを小鍋に入れて泡だて器でよく混ぜ、火にかける。沸いてきたら弱火にして1分、鍋底が焦げないように木ベラで混ぜながら寒天を溶かす。

     Bを加えて泡だて器でひと混ぜし、火を止める。

     氷水で鍋底を冷やしながら、泡立て器で混ぜる。だんだんもったりとしてきたら、バットに流す。

     冷凍庫に入れ、30分に1回かき混ぜて、ジェラート状になってきたら出来上がり(または密閉保存袋に平たく入れて凍らせてから、2センチ角にしてフードプロセッサーで粉砕してもOK)。

    画像2: 豆乳はちみつアイスクリーム

    <料理・撮影・スタイリング・イラスト/川地あや香>



    川地あや香(かわち・あやか)

    金工作家、兼お菓子作家。東京芸術大学工芸家にて金工を学んだ後、飲食店勤務を経て2012年に山形県に移住。スプーンや製菓器具など食まわりのものを制作しながら、お菓子用のアトリエも構え「カワチ製菓」としての活動も始める。シンプルで温かみのある金工作品と、滋味深い素朴なお菓子が人気を集める。食や作品制作を中心にした小さな暮らしの記録を、ウェブサイトで日々発信している。著書に『おやつとスプーン』(パイ インターナショナル)。
    HP:https://www.kawachiayaka.com/

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    『おやつとスプーン』(川地あや香・著)

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    心とからだを豊かにする、素材を味わう季節のおやつ

    スプーンやプレートなど食卓まわりの作品を中心に、金工作家・お菓子作家として活躍中の著者が、四季の魅力溢れる山形の暮らしの中で、毎日つくってきたおやつのレシピを大公開。クッキーやマフィンなど粉物の定番から、ご飯にもなるおやきやまんじゅう、お酒にも合う酒粕と豆腐のチーズおやつなど、バリエーションに富んだおいしいレシピが満載です。



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