お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
スペインのバスク州の沿岸に位置する、サン・セバスチャン。フランスの国境にも近く、食文化が盛んな街です。
自由に旅ができるようになったら、サン・セバスチャンのスペインバルを片っ端から飲み&食べ歩きたい……と常に夢見ています。
そんな食いしん坊の街で生まれたのが「バスクチーズケーキ」。数年前から日本でも食べられるようになりましたが、つい先日、撮影の後にいただいたバスクチーズケーキがとっても美味しくて! さっそく家で作ってみることにしました。
表面と側面の焦げ目がキャラメルの苦味にも匹敵し、濃厚な生地にぴったり。
冷蔵庫でしっかり冷やすと生地が落ち着くので、さらに濃厚な風味を楽しむことができます。材料さえあれば、混ぜて焼くだけなので、お菓子作り初心者の方にもぜひチャレンジしていただきたいおやつです。
「バスクチーズケーキ」のつくり方
材料(直径15cmの底が抜ける丸型1台分)
● クリームチーズ | 350g |
● きび砂糖 | 100g |
● 溶き卵 | 3個分 |
● 薄力粉 | 大さじ1と1/2 |
● 生クリーム | 200mL |
下準備
*クリームチーズ、溶き卵、生クリームは室温に戻す。
*オーブンは220℃に予熱する。
*オーブンシートをくしゃくしゃにしながらぬらし、水気を切ったら15cmの底が抜ける型に敷き詰める。
[はなよりひと言]
オーブンシートは型よりもひと回り、大きめに切っておきます。ぬらすことで型に密着しやすくなります。余分な水気は拭きとります。
つくり方
1 クリームチーズをボウルに入れ、なめらかになるまでハンドミキサーで練る。
2 砂糖を一度に加え、さらに混ぜる。
3 溶き卵を3回に分けて加え、その都度、混ぜる。
4 手持ちの泡立て器に持ち替え、薄力粉を加えて混ぜる。
[はなよりひと言]
少量なのでふるいは使わず、別のボウルに入れ、小さい泡立て器などでダマを取りのぞきます。
5 生クリームを少しずつ加えながら混ぜる。
6 生地を型に流し込み、予熱した220℃のオーブンで30分ほど焼く。
7 3〜4時間後、熱が取れたら型から取り出し、冷蔵庫で保存。
[はなよりひと言]
私はオーブンシートを取り除いてから冷蔵庫で保存をしていますが、どちらでも大丈夫です。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターや、日本テレビ「夢の通り道」のナレーションも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はな、茶の湯に出会う』(淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。朝日新聞デジタル&TRAVEL「はなのたびたび旅日記」連載中。
インスタグラム:@hanalovestaco
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。