• 家族5人でフランス・パリで素敵に暮らす、中村江里子さんのキッチンにおじゃましました。フランス国旗の青、白、赤に、ビタミンカラーのオレンジとピスタチオグリーンが組み合わされたカラフルで元気がでる配色。大きな窓から光が注がれ、明るく気持ちのいい空間が広がっています

    午前中は私のオフィス、昼には子どもたちの食堂に

    キッチンのテーブルでお仕事

    もともとキッチンで過ごすことが多い私ですが、ダイニングテーブルを南仏の家に移動し、今、良いものを探している最中なので、キッチンが私の基地に。

    お料理はもちろん、午前中はここで仕事をします。

    昨年から6月上旬ごろまで、わが家のキッチンは昼になると、子どもたちの食堂へ様変わり。コロナ禍のために娘のナツエの高校ではお昼が食べられず、家に戻ってきてランチをしていました。

    しかもナツエだけでなく、友達も三々五々やってくるので、11時半から13時半までは玄関のベルが鳴りっぱなし。いつも5人くらいがこのテーブルを囲んでいました。

    そしてレストランもクローズしていた時期には、夫のバルトさんがビジネスランチのために不意打ちでやってくることも。すると、子どもたちは別のコーナーに退散となります。

    このキッチンは、家族みんなにとってますます大事な場所になりました。

    画像: 時計を囲むように使われた、明るいピスタチオグリーン

    時計を囲むように使われた、明るいピスタチオグリーン

    ◆小さな“楽しい”がいっぱい。ある日のバルト家のキッチン

    子どもが喜ぶ魚料理

    とびきり素材をまるごとシンプルに。焼き加減に気を配れば立派なおもてなしの一品に

    画像: 今日は1本釣りのスズキ! 1.5kgくらいありそうな立派なお魚です

    今日は1本釣りのスズキ! 1.5kgくらいありそうな立派なお魚です

    材料

    ●魚まるごと1匹
    (今回はスズキを使用)
    ●タイム適宜
    ●ウイキョウ適宜
    ●粗塩適宜
    ●オリーブオイル適宜
    ●レモン適宜

    下準備

    オーブンを180℃に予熱する

    調理スタート!

     魚は魚屋さんでポートフイユ(お財布)という背中開きの下処理をしてもらう。内臓や骨、小骨もすべてきれいに。

    画像1: 子どもが喜ぶ魚料理

     魚の内側に香草のタイムを入れて身を閉じる。

    画像2: 子どもが喜ぶ魚料理

     の魚を、カットしたウイキョウと一緒に耐熱容器に入れる。

    画像3: 子どもが喜ぶ魚料理

     オリーブオイルをたらりと全体に回しかける。

    画像4: 子どもが喜ぶ魚料理

     上から粗塩をパラパラとふりかける。

    画像5: 子どもが喜ぶ魚料理

     タイムを魚の表面にも何本か添えて、予熱しておいたオーブンに入れる。目安は20分。

    画像6: 子どもが喜ぶ魚料理

     その日の魚の大きさなどでも変わって来るので、焼き加減を確認しながら、時間を調節。

    画像7: 子どもが喜ぶ魚料理

     焼き上がり。多くのフランス人同様、わが家も魚の内側に火が通り過ぎていない感じが好み。

    画像8: 子どもが喜ぶ魚料理

    気になる仕上がりは? 

    内側のタイムはこんなふうに身に馴染んでいる。器に盛って、レモンを絞っていただく

    画像9: 子どもが喜ぶ魚料理
    画像: パリの自宅のキッチンに立つ、中村江里子さん。「家の中で、キッチンが1番好きな場所です」

    パリの自宅のキッチンに立つ、中村江里子さん。「家の中で、キッチンが1番好きな場所です」



    <撮影/武田正彦、ヘア&メイク/御幸 剛、文・現地コーディネート/鈴木春恵>

    中村江里子(なかむら・えりこ)

    フジテレビのアナウンサーを経て、フリーのアナウンサーとなる。パリ在住。2001年にシャルル・エドワード・バルト氏と結婚。3児の母。現在はパリと東京を往復しながらテレビや雑誌、執筆などで幅広く活躍中。自身のライフスタイルを紹介したムック『セゾン・ド・エリコ』、書籍『パリのおうち時間』(扶桑社)も好評。

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    『Saison d' Eriko セゾン・ド・エリコ Vol.14 中村江里子のデイリー・スタイル』(扶桑社ムック)

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