元保護犬ベルがうれしくなるときのしぐさ
朝の‟階段抱っこ”
ベルの毎朝の日課は、‟子どもたちを起こしに行くこと”です。
夫が2階に子どもたちを起こしに行くとき、いつからかベルも一緒についていくようになりました。ただ、登りはいいのですが降りるのは怖いようで、降りるときは夫がベルを抱っこして降りてくるのです。
ふだん2階には上がらないベルも、このときはうれしそうに上がるのですが、それ以上に降りてきたときに夫に抱っこされているベルの顔がものすごくうれしそうで。たぶん、‟2階に行けば、帰りは抱っこしてもらえる”って気づいたんでしょうね。
そんなベルを「重い~」と言いながらもちょっとうれしそうにしている夫を見ながら、1日が始まります。
子どもたちとのじゃれ合いタイムは「撫でて~」のアピール
その後、子どもたちが学校に行く時間までの間、遊んでもらうのがうれしいベル。わが家に来た頃は子どもたちもベルもどこかおそるおそる遊んでいる感じでしたが、今ではすっかり3兄弟かのような雰囲気です。
おもちゃで遊ぶのも好きですが、やはり一番うれしそうなのは身体を触ってもらうことのようで、2人の近くに行ってはすぐにお腹を見せて‟撫でて〜”のポーズ(笑)
みんな何かと忙しい朝ですが、ほんの少しの時間でも一緒に過ごすのがうれしそうなベルを見ていたら、こちらまでほっこりしてしまいます。
散歩のあとのお楽しみ
子どもたちが学校に行ってからはやっと寝れるといわんばかりにずっと寝るベルですが、帰ってくる少し前に起きてきます。
そして夕方の散歩。散歩が好きなワンちゃんは多いかと思いますが、ベルも‟散歩行く? 行こうか!”というと、玄関に行き、しっぽを振って待っています。
あ〜ベルもやっぱり散歩、好きなんだなぁと思っていましたが、最近気づいたんです。
ベルが好きなのは"散歩"なのではなく、‟散歩に行った後に食べられるご飯”だということ。だから早く散歩行きたい! と思っていそうなんです。
だって、散歩の行きは普通なのに、帰りは家が見えるくらいからものすごく早く帰ろうとするんです。そして家の前に着いたら‟早くドア開けて〜”という顔!
その後、家に入って足を拭いたら、リビングの扉を鼻で押し開けてキッチンへ猛ダッシュ! やっぱりベルは食いしんぼうだなって確信しましたね。
食いしんぼうといえば、ベルは、誰かが何かを食べていたら一目散に寄ってきます。それが何であってもベルにはわからないので、とりあえず寄ってきて匂いを確認し、あとは誰かがくれるのをジッと待つ! ベルは食べられないからダメ! と言われても待っています。
それでももらえなかったら少しずつ距離を縮めて身体全体で待っているアピール。そこまでされたらあげずにはいられない子どもたち。いつもベルの‟勝ち”ですね。
仲良し犬、バディの存在
いまだにほかのワンちゃんが苦手なベルですが、弟宅のバディだけは仲良しなんです。
バディはベルと同じ時期に、同じ保護施設から引き取ったトイプードルの男の子。たぶん、ベルが初めて遊んだワンちゃんがバディだったからか、いまでも会うとすごくうれしそうに遊んでいます。
バディはベル以外のワンちゃんとも仲良くできるようですが、ベルは消極的でなかなか……。飼い主としては‟みんなと仲良くできたら楽しいと思うのにな”と、少し心配なところもありますが、それもベルの個性かなと。
ベルにとって、バディがいてくれて本当によかったと思います。これからも2匹仲良く元気に過ごしてくれたらいいな。
tomooo.25
夫、双子の男の子、元保護犬ベル、キンクマハムスターの4人+2匹暮らし。自宅の家具をほぼすべてDIYでカスタム。休みの日は家族でDIYをしたり、釣りやキャンプに行ったりとアウトドアが大好き。ベルを迎えてからはベルとの朝夕の散歩が毎日の日課。DIYのアイデアや、家族やベルとの暮らしについてinstagramやブログで日々更新中。
インスタグラム:@tomooo.25
ブログ:https://profile.ameba.jp/ameba/tomooo-25/
犬を飼いたいと思ったときに、ペットショップで「買う」だけでなく、保護犬を「迎える」という選択肢もあるということを広く伝えたい。そんな思いから生まれた1冊です。
保護犬を実際に迎え入れた方々の、ありのままの暮らしを楽しく伝えることで、保護犬たちの魅力を伝えるとともに、少しでも保護犬を迎えるきっかけとなればと願っています。