疲れ&ストレスを感じる人に。スパイスカレーにカルダモンをプラス

体がだるい。なんとなくモヤモヤして気持ちが晴れない……。そんな人のためのスパイスカレーです。これを食べて、気分爽快に！

+1 効能スパイス
カルダモンについて

「スパイスの女王」と呼ばれ、古くからインドやスリランカで利用されてきたスパイス。その香りは、レモンやハーブのようにさわやか。香気成分は「α-テルピネオール」や「リモネン」などで、心身のリラックス効果があり、集中力を高めるといわれます。

その刺激的なほどに爽快な香りを抽出した精油も売られており、リラックスアロマとしても人気。インドではチャイにも使われます。疲れたときやストレスから解放されたいときには数粒カレーに加えるとカルダモンが助けてくれるかも。

カルダモンの火入れポイント

油につかるようにして、強火にかけ、1分ほど加熱。緑色がなくなってぷっくりと膨れてきたらOK。

疲れ＆ストレスにおすすめの食材

豚肉

疲労物質である乳酸の代謝をスムーズにするビタミンB1が豊富。ビタミンB1は、にんにくなどに含まれるアリシンと一緒にとると吸収率がアップ。

ブロッコリー

ビタミンCの含有量は100g中120mgと豊富で、1日の必要量がまかなえるほど！ 体内でビタミンAに変わるβ-カロテンも多く、ビタミンCとの相乗効果で免疫力を高める。

豚ブロッコリーカレーのつくり方

うまみたっぷりの豚肉とブロッコリーのホクホク感のおいしいコラボ。

材料（2人分）

つくり方

１　フライパンに油とカルダモンを入れて強火にかけ、色が変わって膨れるまで1分ほど熱する。

２　にんにく、しょうが、玉ねぎを加え、こげ茶色になるまで10分ほど炒める。

３　トマトを加え、水分がなくなりペースト状になるまで中火で2分ほど炒める。

４　ターメリック、クミン、コリアンダー、塩を加え、弱火で1分ほど炒める。

５　豚肉、ブロッコリーを加え、中火で5分ほど炒め合わせる。弱火にし、ヨーグルトをよく混ぜて加え、ひと煮立ちしたらすぐに火を止める。味をみて、物足りなければ塩少々（分量外）でととのえる。

〈料理／印度カリー子　撮影／豊田朋子　構成・文／飯村いずみ、印度カリー子（スパイス部分）　イラスト／コグレチエコ〉

本記事は『心とからだを元気にするお助けスパイスカレー』（家の光協会）からの抜粋です

印度カリー子（いんど・かりーこ）

スパイス料理研究家。初心者のためのスパイス専門店香林館株式会社「印度カリー子のスパイスショップ」代表取締役。スパイスカレーを食べ始めてから1年半で7〜8kgの減量に成功。冷え性や風邪を引きやすい体質も改善できたことから、スパイスカレーに魅了される。誰でも簡単にカレーがつくれるスパイスセットの開発・販売をするほかテレビ、ラジオ、新聞、ネットなどでも活躍中。著書に『ひとりぶんのスパイスカレー』（山と渓谷社）、『フライパンひとつでスパイスカレー』（ぴあ）などがある。
インスタグラム：@indocurryko

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