料理をぐっと楽にしてくれる“ひと工夫”。すぐにできて、家のごはんがもっとおいしくなる、魔法のような知恵あふれる料理を紹介します。料理研究家の瀬尾幸子さんに、けんちん汁のつくり方を教えていただきました。
(『天然生活』2018年3月号掲載)
けんちん汁のつくり方
しっかり炒めた野菜のコクと甘味。心にもしみわたる温かな汁ものです。
![画像: けんちん汁のつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/23/61787d1c2ca5d9893dcc87d8b7460f08441a73d2.jpg)
材料(2~3人分)
● 大根 | 15cm(250g) |
● にんじん | 1本(90g) |
● 長ねぎ | 1本 |
● ごぼう | 20cm |
● 木綿豆腐 | 1/2丁 |
● だし | 4カップ |
● しょうゆ | 大さじ2 |
● サラダ油または、ごま油 | 大さじ1と1/2 |
つくり方
1 大根は皮をむいていちょう切り、にんじんは皮をむいて半月切りにする。長ねぎは1cm長さのぶつ切り、ごぼうは皮をたわしで洗い、斜め薄切りにする。
2 鍋に油をひき、1の野菜を入れて中火にかける。こがさないようにじっくりと、火がとおるまで4分ほど炒める。
3 2にだしを加え、豆腐をひと口大にちぎり入れる。コトコト煮立つくらいの火加減で、10分ほど煮る。具がやわらかくなったら、しょうゆを加えて調味する。
小さな工夫
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/23/a5ab4af39f349f1f7fc8c0913fa185a1fc9edfbe.jpg)
油でこがさないように炒めて、うま味を出す。この手間は惜しまずに。
〈料理/瀬尾幸子 撮影/萬田康文 取材・文/河合知子 スタイリスト/竹内万貴〉
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/12/23/a9567dbd026902c5bb4d441b338093dd5b0069c5.jpg)
瀬尾幸子(せお・ゆきこ)
料理研究家。素材の味をうまく引き出し、少ない手間と調味料で完成する、味わい深く体にやさしい家庭料理を提案。調理の「なぜ?」に明快かつ科学的に答え、幅広い層に支持されている。著書に『みそ汁はおかずです』(学研プラス)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです