• オンラインのみで販売している人気のチーズケーキブランド、Mr.CHEESECAKE。田村シェフの最新の著書『Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ』から、しっかり角が立ちながら、口当たりがなめらかな、イタリアンプリンのつくり方を、全工程写真付きで分かりやすく紹介します。
    画像1: 写真でよくわかる、イタリアンプリンのつくり方|Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ

    卵、クリームチーズ、練乳、生クリーム……。

    すべての材料が絶妙なバランスを保った、こっくり硬めの濃厚プリンができました。

    これは、クラシカルにカップで焼くのもいいけれど、どかんと大きく焼くのが好きなんです。ただし、人生最高の焼き加減に仕上げるのが、なかなか難しいのも、このプリン。

    型によって熱伝導が違うし、オーブンのクセにも影響を受けます。とはいえ、「ス」が入ってしまっても、決して失敗ではありません。

    ちょっとだけ、ミルクのやさしい甘味よりも卵の味が強く出ます。

    みなさんも人生最高の焼き加減を目指し、ぜひチャレンジしてみてください。

    イタリアンプリンのつくり方

    材料(18×8×高さ8cmのバウンド型1台分)

    [カラメルソース]
    ● グラニュー糖40g
    ● 水大さじ1
    ● 湯大さじ1
    [プリン液]
    ● クリームチーズ100g
    ● グラニュー糖20g
    ● 練乳60g
    ● 卵4個
    ● 牛乳200mL
    ●生クリーム(できれは乳脂肪分が40%以上のもの)100mL
    ●バニラビーンズ(※)1/2本

    ※ なければバニラエッセンス少々でもOK。

    下準備

     クリームチーズ、練乳、卵は常温に戻す。卵は溶いておく。
     オーブンは160℃に予熱する。
     焼くタイミングに合わせ、熱湯(分量外)を準備しておく。

    型について
    型は、サイズと容量が同じならどんなものでもOK。エッジの丸みなどによって、仕上がりの表情にも違いが出ます。

     

    [カラメルソース]をつくる

    1 小鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけ、軽く鍋を傾けて全体を揺らしながら溶かす(*)。全体がこんがりと茶色くなったら、火を止めて湯を加える。

    * ゴムべらなどでかき混ぜないこと。薄く色づいてきたらすぐに焦げ始めるので、目を離さないようにする。

    画像1: [カラメルソース]をつくる

    2 型に1をすぐに流し込む。

    画像2: [カラメルソース]をつくる

    3 カラメルが固まらないうちに、型を傾けながら全体に行き渡らせる。冷蔵庫に一旦入れ、冷やしておく。

    画像3: [カラメルソース]をつくる

     

    [プリン液]をつくる

    4 ボウルにクリームチーズを入れ、ゴムべらでやわらかくなるまで練る。泡立て器に持ち替え、グラニュー糖を加えて全体がなじむまで混ぜ、練乳を加えてなめらかになるまで混ぜる。

    画像1: [プリン液]をつくる

    5 溶き卵を2~3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

    画像2: [プリン液]をつくる

    6 小鍋に牛乳と生クリームを入れる。バニラビーンズは包丁で縦に切り目を入れて開き、種をこそげ取ってさやと一緒に加える。中火にかけ、ふきこぼれないように注意しながら沸騰させ、火を止める。

    画像3: [プリン液]をつくる

    7 熱いうちに、56を少しずつ加えながら混ぜる。

    画像4: [プリン液]をつくる

    8 こし器にかけ、なめらかな生地にする(*)。

    * この時、プリン液の仕上がりの温度が50~60°Cになると、スが入りにくく、なめらかな舌触りに。

    画像5: [プリン液]をつくる

      

    焼く

    9 天板に耐熱バットを置いてキッチンペーパーを敷き、3の型をのせて8を流し入れる。

    画像1: 焼く

    10 バットに深さ2~3cmまで熱湯を注ぎ(*)、160℃のオーブンで40~50分、湯せん焼きにする。

    * 深さのある天板の場合は、耐熱バットを使わずに湯せん焼きしても。熱湯は、オーブンに天板をセットしてから注いでもOK。プリンカップで焼く時は、焼き時間を30分ほどに。

    画像2: 焼く

    11 型を取り出し、粗熱がとれてから冷蔵庫で2~3時間冷やす。ナイフなどを型の四辺に沿わせてから、皿をかぶせて上下を返す。

    画像3: 焼く

    12 皿ごと上下に少し揺らしてから型を外す。

    画像4: 焼く

    『Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ』では、イタリアンプリンの他に、季節のチーズケーキなどさまざまなスイーツのつくり方が紹介されています。

    <料理/田村浩二 スタイリング/木村 遥 撮影/市瀬真以 取材・文/長嶺李砂>


    田村浩二(たむら・こうじ)
    1985年生まれ。東京都内のレストランに勤務したのち、渡仏。ミシュラン星付きのレストランで修業を積み、2016年に帰国。’17年に東京・白金台のフレンチ「TIRPSE(ティルプス)」(現在は閉店)のシェフに就任し、『ゴ・エ・ミヨ ジャポン』で2018年度期待の若手シェフ賞を受賞。個人のインスタグラムで販売したチーズケーキが話題となり、'18年に「Mr.CHEESECAKE」を創業。「世界一じゃなく、あなたの人生最高に。」をモットーに、日曜、月曜限定でチーズケーキのオンライン販売を始めたところ、即完売するほどの人気に。著書に『フレンチシェフが作る「人生最高!」の肉じゃが』(主婦の友社刊)、『人生最高のチーズケーキ』(ワニブックス刊)、『Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ』(扶桑社刊)がある。

    * * *

    画像2: 写真でよくわかる、イタリアンプリンのつくり方|Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ

    『Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ』(扶桑社)

    著者/田村浩二

    『Mr. CHEESECAKE 人生最高のスイーツ』(扶桑社)|amazon.co.jp

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    すぐに完売してしまうほどの人気から、「幻のチーズケーキ」とも呼ばれていたMr.CHEESECAKE。「世界一じゃなく、あなたの人生最高に。」をモットーに、日曜と月曜限定でオンライン販売されています。

    そんな人気チーズケーキブランドのシェフが、チーズケーキをはじめ、全37レシピを公開。プリン、ガトーショコラ、シュークリームなどの定番スイーツや、季節のフルーツのレシピなど、フレンチレストラン出身のシェフならではの繊細な味わいを自宅で楽しめます。



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