料理家の松田美智子さんに甘夏のゼリーのつくり方を教えていただきました。甘夏の甘酸っぱい後味が口いっぱいに広がる、さわやかなデザートです。
甘夏のゼリーのつくり方
![画像: 甘夏のゼリーのつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/5b48add08233eed874bfb9bb12888f476677c9b0.jpg)
搾りたての甘夏の果汁をたっぷり使ったゼリーは、疲れた日のごほうびにぴったり。
カルピスとヨーグルトを加えてマイルドな口当たりに。
材料(つくりやすい分量)
![画像: 材料(つくりやすい分量)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/deb1eb28a45c337037709814fe4ca52af873edbb.jpg)
● 甘夏みかんの絞り汁 | 300mL(約3個分) |
● プレーンヨーグルト | 1/4カップ |
● カルピス | 大さじ4 |
● 板ゼラチン | 5枚(7.5g) |
● 甘夏みかんの果肉 | 適宜 |
つくり方
1 板ゼラチンをたっぷりの水で20分戻しておく。小鍋に甘夏みかんの搾り汁を入れ、弱火で軽く温める。プレーンヨーグルトとカルピスを加え、さっと混ぜる。火を切り、水気を絞った板ゼラチンを加えて混ぜる。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/2b804978935367ddc4b00b3c406594e788d64dd1.jpg)
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/594214d9d73fa9b03dcd326ada4f8afcffc51f02.jpg)
![画像3: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/7f99c4d3a7f22c82363a28df66e288ca68a1fcd6.jpg)
2 器に入れる。表面をなめらかに仕上げるために、表面の気泡は必ずのぞき、冷蔵庫で3時間冷やして固める。いただくときに、甘夏みかんの果肉をほぐしてあしらう。
![画像4: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/923f71878374918580d7ca64e628dcd30979426a.jpg)
![画像5: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/16ab9e2551ada8e11ba63bcf5dd3844405c39a85.jpg)
甘夏みかんのこと
![画像1: 甘夏みかんのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/02/21/bbecab3b7401a743494ef6cf1d05c174f5b1518e.jpg)
「甘夏みかん」は、「夏みかん」の変異品種で、突然変異の一種の枝変わりとなる日本の古い柑橘です。夏みかんより酸味が少ないので、甘夏と呼ばれました。そして、夏みかんより早く色づき、食べやすいので、現在は甘夏の方が多く生産されています。
昭和10年に大分県津久見市の川野豊さんによって発見されたことから、正式名称を「川野ナツダイダイ」(川野夏橙)といいます。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
![画像2: 甘夏みかんのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/08/e71129db00210702bcf7bde64aef7fa0c7ed0389.jpg)
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
◇ ◇ ◇