英語を楽しむきっかけをくれる〈たべっ子どうぶつ〉
「たべっ子」で学んだ、雄牛と雌牛の違い
「思い返せば、小さなころから食べています。あのシンプルなバター味がとても好きなんです」と話す、佐藤かなさん。
昔から変わらない、ユニークなキャラクターのイラストや、ショッキングピンクの箱、英語が印字されたビスケット。
どれをとっても、〈たべっ子どうぶつ〉にしかない、おいしさと楽しさがあります。
「動物の名前が印字されているっていうのが、一番好きなところ。雄牛と雌牛は違う言い方なんだ、とか。雄鶏と雌鶏も違うんだ、とか。子どものころ、動物の名前は〈たべっ子どうぶつ〉で覚えたといってもいいかもしれません」(佐藤さん)
ギンビスのお菓子は「楽しく食べながら学べる」という教育性を意識して開発されています。
パッケージの裏面には、全種類の動物の名前が一覧になって並んでいて、食べながらひとつひとつ覚えられる工夫も。
英語を最初に楽しむきっかけをつくってくれるお菓子。唯一無二の存在ですよね。
香港には「のり味」も
〈たべっ子どうぶつ〉は、会社の経営方針である3つのI(インターナショナル、インデペンデント、インストラクティブ)を体現する形で生まれた商品。
実は、日本だけでなく海外でも販売をしています。
日本で売られているものは日本語と英語の構成ですが、米国やヨーロッパ向けのものは、ドイツ語と英語など、別言語のパッケージも。
「現在、約25カ国で販売をしています。アジアだと中国に工場があり、香港では特によく売れています。日本にはない『のり味』や『ココナッツ味』なんていうフレーバーもあるんですよ」(ギンビス広報担当/坂井明野さん)
どの世界でも、より多くの子に食べて欲しいと、アレルギーがあっても食べられるように、卵はすべての製品で不使用。
発売当初からずっと、安心して食べられることを考えてつくられています。
ユニークな動物たちのイラストは、70年代から80年代にかけて活躍した、イラストレーターのはらJINさんが生み出したもの。
現在は、当時のタッチに合わせて現代風にアレンジしているのだそうです。
「キャラクターのなかでは、ライオンが好きです。キリンもかわいいかも。最近では、娘たちと一緒に食べながら『なんの動物だ?』とクイズを出し合って、パッケージの裏面で答え合わせをして楽しんでいます」(佐藤さん)
カプセルトイや、クレーンゲーム機、そのほかのグッズでも見かけるようになった〈たべっ子どうぶつ〉のキャラクターたち。
ユニークな動物たちは、ビスケットと一緒にずっとそばに置いておきたくなる存在です。
たべっ子どうぶつ
■内容量:1箱(63g)
■価格:118円(税込)
■メーカー:ギンビス ブランドサイトを見る
〈撮影/山田 耕司 取材・文/山下あい〉
佐藤かな
明治学院大学フランス文学科卒業後、スタイリストの道へ。現在は、雑誌や広告のスタイリングを中心に活躍中。『天然生活』では、着回しの利く洋服が自分でつくれる連載「一年中着回せる簡単服」も人気。自身が着たい服をつくるブランド「avecmoi(アヴェクモワ)」では、インスタグラムなどで自ら着こなしを披露している。著書に『スタイリスト佐藤かなが作る赤ちゃんのための服と小物』(文化出版局)など。
インスタグラム:@kaaana75