よもぎのごまあえのつくり方
よもぎは和菓子の印象が強いですが、おかずにも使いやすい食材です。
素材の風味を生かしたシンプルな味付けのごまあえ。フレッシュでさわやかなよもぎの後味を楽しめます。
材料(つくりやすい分量)
● よもぎ | 100g |
● 塩 | 少々 |
● 金ごま(から炒りする。白ごまでも可能) | 大さじ3 |
● A | |
・だし汁 | 大さじ3 |
・三温糖 | 大さじ1 |
・米酢 | 大さじ1 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1弱 |
つくり方
1 沸騰したたっぷりの湯に塩を加え、よもぎをさっとゆでる。冷水にとり5分つけたら、軽くしぼり、一口大に切りそろえる。
2 すり鉢に炒った金ごまを入れ、5分ずりにする。Aを合わせ、味をみて薄口しょうゆを加えたら、よもぎをあえる。
よもぎのこと
「よもぎ」はキク科の多年草。河原や田畑、庭先などに自生し、道端でもよく見かけるハーブです。食用では春先に、若葉を摘んでゆでてから草餅や草団子にすることから、別名で「モチグサ」と呼ばれることもあります。旬は3~5月頃。和菓子のほか、天ぷらやおひたしなど、さまざまな料理で独特の香りと味覚を楽しむことができます。
食用以外では、「モグサ」として鍼治療のお灸に、また漢方では「艾葉(がいよう)」として止血薬などにも用いられます。抗菌作用・デトックス効果が高いことから、アトピー性皮膚炎やダイエットにも効果があるといわれ、葉を湯船に入れて体をあたためるなど冷え対策にも利用されています。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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