料理家の松田美智子さんにレタスの卵白とじのつくり方を教えていただきました。一口食べれば、味のしみたレタスからだしのうま味がじゅわっと広がります。卵白だけ余ったときなどにも便利な一皿です。
高原レタスのこと
レタスは通年売り場に並びますが、ほとんどがハウスで栽培されたレタスで、路地で栽培された新鮮なレタスは5月〜9月に並びます。
「高原レタス」という品種のレタスはありませんが、この時期に、主に長野や群馬などの冷涼な高原地帯で栽培されたレタス全般を「高原レタス」と呼びます。
シャキッとした食感と甘みが特徴で、サラダとしてそのまま食べるほか、スープに入れたり炒めたりしてもおすすめ。選ぶときは、巻きがふっくらしていて、重いものを選びましょう。
レタスの保存方法
レタスの芯にようじを3本刺して、レタスの成長を止めると長持ちします。
レタスの卵白とじのつくり方
レタスのシャキシャキした食感と、とろとろの卵白とのからみがたまらない、レタスの卵白とじ。
レタスは熱を入れすぎず、さっと火を通すのがポイント。すぐにつくれてもう一品ほしいときにおすすめです。
材料(つくりやすい分量)
● レタス(一口大にちぎる) | 1/2個分 |
● A | |
・チキンスープ | 1と1/2カップ |
・ほたて干し貝柱 (ミルでくずすか、チキンスープに1時間つけて手でほぐす) | 3個分 |
● 紹興酒 | 大さじ3 |
● 卵白(カラザをのぞいてよくとく) | 2個分 |
● 水溶き片栗粉 | 大さじ3(片栗粉 1:水 2) |
● 塩 | 小さじ1 |
● 白こしょう | 少々 |
つくり方
1 Aを中華鍋に煮立て、紹興酒を加える。味をみて塩でととのえ、水溶き片栗粉で軽いとろみをつける。
2 1にレタスを加え、すぐにといた卵白を回しかける。火を切り、白こしょうをふる。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
◇ ◇ ◇