真藤舞衣子さんの「夏のつくりおき」
今回は、夏野菜のつくりおき4種と、それを使ったふたつの献立を教えていただきました。
表紙の一枚の「夏のつくりおき」は、「いんげんのガーリック炒め」「焼きパプリカのマリネ」「セミドライトマトのオイル漬け」「とうもろこしと枝豆のバターソテー」。どちらも元気をもらえそうなハッとする色合いです。
「いんげんのガーリック炒めは、しっかりとナンプラーを効かせています。保存が効きますし、調味料の代わりにもなります」と真藤さん。
ほかの野菜とあえたり、ごはんと炒めたりするときも、いんげんのガーリック炒めをそのまま加えることで塩を追加せずに済むので、減塩になります。
「一番よくつくるのは」とお聞きすると、セミドライトマトのオイル漬けとの返答が。
「仲間とお酒を飲むときの、おつまみに喜ばれます」
漬けるときのオイルはお好みのものでよいのですが、オリーブオイルと米油を1:1でつくると、和洋どちらにも使いやすくてよいのだそうです。
4種類のつくりおきを使用して組み立てていただいた献立は、「メカジキのグリルをメインにしたパンプレート」と、「ビリヤニ風炊き込みごはんのプレート」。
お昼ごはんにつくってみてはいかがでしょうか。
レシピを教えていただいた真藤舞衣子さんに感謝を込めて。
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
料理家、発酵研究家。東京都生まれ。祖母と母の影響を受け、幼いころから発酵食をはじめとするさまざまな料理に興味をもつ。近著に『発酵美人のなりませう。』(宝島社)。
※ 真藤舞衣子さんの記事「夏野菜のつくりおきで ワンプレート献立」は、『天然生活』2022年7月号、P.64~67に掲載されています