(『天然生活』2021年7月号掲載)
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
本多さおりさん流、無理なく節約できる9つの方法
節約のためにわざわざ手間を増やすのは日々、仕事や家事、育児に忙しい本多さんには向きません。さまざまなサービスや制度を上手に活用して、自然とむだが省けるような仕組みをつくっています。
節約01 家と車にお金をかけない
毎月のローン負担を軽く
引っ越した中古マンションは駅からも遠く、広さも最初の希望どおりではなかったものの、「環境が気に入ったし、納得して購入しました」。リノベーションの際も一部の壁をベニヤにするなど、コストを抑える工夫を。「車も中古車で十分。浮いたお金は家族の旅行やレジャーにまわします」
節約02 食材の宅配サービスを利用
食品ロスを減らす
昨年から週1回届く有機野菜と食材の宅配サービスを利用中。「いろいろな野菜がお任せで届くほか、必ず消費する牛乳なども注文しています。スーパーに行く回数がぐっと減り、むだなものを買わなくなったので食品ロスが減りました。届いた食材を使って献立を組み立てるようになったのが大きいです」
節約03 電気とガスをまとめる
ひと月:−3,000円
昨年の引っ越しをきっかけに、電気とガスをひとつの会社にまとめて契約するセットプランに変更。「そのかいあってか、前の家より広くなったのに毎月の電気・ガス代がだいぶ安くなりました。毎月送られてくる利用明細にも電気とガスがまとめて記載されているので、見やすくてとても便利です」
節約04 貯金は引き落とし
ひと月:55,000円を貯金
「毎月、一定額を自分で別口座に移して貯金する方法は、私には大変なので、自動的に引き落とされるようにしています」。夫婦それぞれ、自分に合ったものを選んで加入中。本多さんは個人事業主向けの小規模企業共済制度、貯蓄型生命保険、そして子どものための学資保険に加入しています。
節約05 障子の張り替えをシルバー人材センターへ
相場よりぐんと安く
障子が多い本多さんの家。「あるとき破いてしまって困っていたら、張り替えをシルバー人材センターに頼むといいと聞いて。依頼してみると朝、破れた障子を引き取りに来てくれて、午後には直して持ってきてくれました。料金も『こんなに安くていいのかな』と思うくらい。またお願いしたいです」
節約06 ワードローブはミニマムに
年間:−100,000円
長年かけてワードローブの縮小を意識してきたという本多さん。「少しずつ減らしていくうち、自分にとっての“使える服”が明確になってきました。最近は色をモノトーンだけと決めたので、買い物の際にむだ買いをしません。コートなど、大きな買い物をするときはおしゃれな友達に相談します」
節約07 子どものおやつを箱から選ばせる
食べすぎ、買いすぎを減らす
仕切りをつけた箱を2人の子ども用のお菓子箱にして、そこから選ぶスタイルに。「駄菓子屋さん感覚で楽しいし、『ここから3つね』などと言うと、子どもも際限なく食べなくなりました。箱の中身が少なくなくなってきたら、買い足しのサイン。私にとっても買いすぎ防止のためのいい目安です」
節約08 プロジェクターで娯楽&トレーニング
ひと月のジム代:−20,000円
昨年購入したプロジェクターは、いま本多家で大活躍しているもののひとつ。「家族で、または子どもの友達が来たときに映画や動画を観たりしています。YouTubeの動画を観ながらトレーニングもできるので、通っていたジムもやめました。毎晩、音楽と映像に合わせて子どもと体を動かしています」
節約09 シーズンオフに将来必要なものを購入
子どものスーツ:−30,000円
来年の春に卒園と入学を迎える長男のために、先日ネットセールでスーツを7割引きで購入。「シーズンオフだといいものが大幅に安くなっていることがあります。サイズは1年後を見越して大きめのものを。パジャマや水着なども、シーズンオフの時期になるべくセール価格で買うようにしています」
〈撮影/山田耕司 取材・文/嶌 陽子〉
本多さおり(ほんだ・さおり)
ほんだ・さおり 整理収納コンサルタント。生活重視、ラク優先の整理収納術が人気。夫、長男(5歳)、二男(3歳)の4人家族。暮らしをラクに回す工夫に日々想いをめぐらせて、心地よい暮らしを探求中。最新刊に『今の暮らしを快適に変える収納レッスン』(宝島社)。
http://hondasaori.com/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです