ひじきのこと
![画像: ひじきのこと](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/d885ddc5df6055f75b82571b86ccd60521fc0588.jpg)
保存食として古くから日本の食を支えてきた乾物。なかでも「ひじき」は、カルシウム、鉄分、マグネシウム、食物繊維など女性にうれしい栄養成分を豊富に含みます。
ひじきは、全国各地の海岸の岩礁に生える海藻。「長ひじき」と「芽ひじき」がありますが、これは部分の違いです。茎の部分を加工したのが「長ひじき」、先端の細い部分(芽)を集めたのが「芽ひじき」です。芽ひじきはやわらかく口当たりがよく、長ひじきは歯ごたえがあり、風味が強いのが特徴です。
最近では染色したものが出回っていることが多く、天然もののひじきを選ぶのがポイントです。見分けるポイントは、戻したときの水が黒くなるものは染色したもの、茶色いものが天然ものになります。
ひじきの戻し方
1 乾燥ひじきはたっぷりの水につけ、戻しすぎないよう硬めの状態に戻す。
![画像1: ひじきの戻し方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/fbb21a42e0c5d61728ba0f3699b839cab1caf9cc.jpg)
2 ざるにあげ、水を変えながら、磯臭さがなくなるまでしっかりと洗う。戻し水が透明になり、かすが出なくなるまで洗うと良い。
![画像2: ひじきの戻し方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/3946a19ccb40c92d7df733f6ce96238bbb043915.jpg)
![画像3: ひじきの戻し方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/f69e4553fa3a1f6ccec613c30a6c5cb05a1281d8.jpg)
ひじきの薄味煮のつくり方
![画像: ひじきの薄味煮のつくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/47f178b1c06a892a77c2bf7c0d48bf8223302a75.jpg)
乾燥ひじきを使った定番の常備菜、ひじきの煮ものを、素材も味つけもシンプルに仕上げました。下ごしらえをしっかりすることで、薄味でおいしいひじきをいただけます。
材料(つくりやすい分量)
![画像: 材料(つくりやすい分量)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/12a51eb6b1e428321b3b043c45365527e082a98e.jpg)
● 乾燥芽ひじき | 1/2カップ |
● にんじん | 3cm |
● 油揚げ(油抜きする) | 1枚 |
● A | |
・だし汁 | 1と1/2カップ |
・しょうが(せん切り) | 大さじ2 |
・酒 | 大さじ2 |
● 三温糖 | 大さじ1と1/2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
つくり方
1 ひじきを上記のように戻す。にんじんをせん切りにする。油抜きした油揚げを4分割し、細切りにする。
![画像1: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/454c3951691a6c025854e1a1b4803645f6b666c6_xlarge.jpg)
![画像2: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/5b9c9048136bf8683e2f6802598c8d10bf63c61c.jpg)
![画像3: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/2cbdb017daec716e9a68f5736662968188a1434a.jpg)
2 鍋にAを合わせ中火にかける。油揚げ、水気を切ったひじきと三温糖を加えてふたをする。ふつふつ湧いたらふたをあけ、薄口しょうゆを加えて味をととのえる。最後ににんじんを加えて、火を止めて数分蒸らす。
![画像4: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/dc54f5d6e85a163d79d62381bab3428bf9335ba6.jpg)
![画像5: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/d4f9b137da3ae85c8f756ef2f376a6cc55bf4bc3.jpg)
![画像6: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/369f1bb09f82154e2103665e70aeaaaaae4b2058.jpg)
![画像7: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2022/08/15/c2c176c1eb30edabecf5f0a71095ff81bf6785e0.jpg)
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉
![画像8: つくり方](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783328/rc/2021/11/08/e71129db00210702bcf7bde64aef7fa0c7ed0389.jpg)
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『丁寧なのに簡単な季節のごはん』(小学館) amazonで見る など。
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