わたし、プレゼントの選び下手です
プレゼントのセンスがいい人ってみなさんのまわりにもいますか?
わたしは、どちらかというとプレゼントの選び下手だと思う。
どうしても「センスのいいものをあげたいな」というプレゼントを贈るという本来の純な気持ちからズレて、カッコつけようとしちゃうわたしがいるのです。
つい最近、パリから帰省した友人から「名前入り」のお土産をいただきました。
わたしの “次パリに行ったらぜったい行きたいショップリスト” に載っている「BULY」のボーム・デ・ミューズ(リップバーム)です。
ケースの色が選べるレザーペーパーに特別なイニシャルを刻印してカスタマイズができるのです。
刻印は3文字まで可能だそう。
そうやってまずケースの色選びから“わたしの”好みを考えてくれて、つぎは刻印する文字も悩んでくれたわけです。
この「わたしのことを考えてくれた時間」が、いただく側はうれしいではありませんか。
ちなみに、肝心のリップバームも植物由来の原料がやさしーく唇を保湿ケアしてくれます。
大人の女性が名前入りの物を持ってるのってかっこいい!
こんな粋な贈り物がパッと浮かぶ、そんな女性になりたいです。
・信頼のおけるお花屋リスト
・おいしい手土産リスト
・すてきなギフトが買えるお店リスト
が頭の中にある女性にね。
筆無精ですが、気持ちは伝えたい
面倒がらずに、よくお手紙を書く人もとてもすてき。
わたし? わたしはみなさんからお手紙をいただく一方で、お手紙を書くこともお返事を出すこともまったくしていなくて大人としてだめだなぁ。
でもね、ちょっとやっていることがあります。
たとえば、請求書を送る時。封を開けて請求書だけが入っているのはなんか味気ないでしょ。
だから小さな紙にちょこっと一言を書いて同封したりしています。
あと封筒に貼る切手選び。
「これ好きかなぁ」「これ笑ってくれるかなぁ」って受け取る方を思い浮かべて選んでいます。
わたしが選んだ切手に気づいてくれてる人いるかな? と思っていたらね、つい先日ご一緒にお仕事した方から「請求書に貼ってあった切手が可愛かったです」ってメールをいただいて。
「いたぁーーっ!」とうれしくなりました。
わたしのちょこっと一言メモも気持ちがちょこっとでも伝わっているといいな。
2023年からは、脱「筆不精」
筆忠実(ふでまめ)な女性を目指します!
まずは、かわいい封筒と便箋選びから楽しもう。
道具から入るのは大事、大事。
読んでくださってありがとー!
桜井かおり(さくらい・かおり)
文筆家。大手損害保険会社のOLを経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が足を運び、お客様から相談やお手紙をもらうことも多かったそう。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物老朽化のため、惜しまれつつ閉店。いまは、文筆業や、買い付けなどを行う。著書に『カフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)がある。2冊目の著書『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』(旭屋出版)が好評発売中。
インスタグラム:@kaorilotta
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