(『“だし”を使わなくても おいしい煮もの』より)
豚バラ大根のオイスター煮のつくり方
ご飯がすすむ、甘辛こっくり味の煮ものです。
材料と下準備(2人分)
◎ 豚バラ薄切り肉 | 120g |
▶長さ5cmに切る | |
◎大根 | 500g |
▶厚さ1.5cmの半月切りにする | |
◎ にんにく | 1かけ |
▶縦半分に切る | |
◎サラダ油 | 小さじ1 |
◎A | |
・水 | 250mL |
・オイスターソース | 大さじ2 |
・しょうゆ | 小さじ1 |
つくり方
1 炒める
フライパンにサラダ油とにんにくを入れて中火で熱し、香りが立ったら豚肉を加えて炒める。豚肉の色が半分ほど変わったら、大根を加えて3分ほど炒め合わせる。
2 煮る
Aを加え、煮立ったら落としぶたをし、途中で一度具材の上下を返して、弱めの中火で15〜18分煮る。煮汁が多めに残っていたら落としぶたを取り、煮汁に軽くとろみがついて照りが出るまで煮詰める。
※にんにくの代わりに、しょうがのせん切り1かけ分で作ってもおいしいです。
本記事は『“だし”を使わなくても おいしい煮もの』(主婦と生活社)からの抜粋です
〈料理/吉田 愛 撮影/新居明子 スタイリング/駒井京子〉
吉田 愛(よしだ・あい)
料理家、唎酒師。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活動の場を広げている。唎酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『温故知新 和食つまみ』(成美堂出版)と『ひとり分から作れる! 2品献立でかんたん和食』(グラフィック社)がある。
◇ ◇ ◇
「だし」というのは、昆布やかつお節などからとるものや、だしの素のように買ってきて加えるものばかりではありません。火を入れていくうちに、食材から自然とにじみ出てくる食材そのもののうま味もまた「だし」なのです。特に煮ものは、そうしたうま味やだしを最大限に味わうことができる料理。
この本では、最小限の食材しか使わず、大半のレシピの煮る時間は15分以内の煮ものを紹介しています。特別な道具は必要なく、フライパンや小ぶりな鍋でつくれる手軽なものです。毎日のごはん以外に、ちょっとしたおもてなしにもぴったりです。