(『“だし”を使わなくても おいしい煮もの』より)
バターシーフードカレーのつくり方
シーフードとしっかり炒めたトマトのうま味をかけ合わせ、濃厚な味に仕上げます。
材料と下準備(2人分)
◎冷凍シーフードミックス | 250g |
▶凍ったままざるに入れ、さっと洗って水けをきる | |
◎トマト | 1個 |
▶ざく切りにする | |
◎にんにく | 1かけ |
▶みじん切りにする | |
◎バター | 10g+10g |
◎塩 | 小さじ1/3 |
◎A | |
・カレー粉 | 大さじ1 |
・トマトケチャップ | 大さじ1 |
・プレーンヨーグルト(無糖) | 大さじ2 |
◎牛乳 | 200mL |
◎砂糖 | 小さじ1 |
つくり方
1 トマトを炒める
フライパンにバター10gを中火で溶かし、にんにくを入れる。香りが立ったらトマトと塩を加え、トマトをつぶしながら炒める。
2 シーフードミックスを炒める
トマトがペースト状になったらAを順に加え、そのつどよく混ぜる。シーフードミックスを加え、さっと炒め合わせる。
3 煮る
牛乳を加え、ときどき混ぜながら中火のまま5分ほど煮る。バター10gと砂糖を加えて混ぜる。
※好みのご飯やナンと合わせて食べてください。
※シーフードミックスは半解凍した状態で使用しましょう。
本記事は『“だし”を使わなくても おいしい煮もの』(主婦と生活社)からの抜粋です
〈料理/吉田 愛 撮影/新居明子 スタイリング/駒井京子〉
吉田 愛(よしだ・あい)
料理家、唎酒師。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活動の場を広げている。唎酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『温故知新 和食つまみ』(成美堂出版)と『ひとり分から作れる! 2品献立でかんたん和食』(グラフィック社)がある。
◇ ◇ ◇
「だし」というのは、昆布やかつお節などからとるものや、だしの素のように買ってきて加えるものばかりではありません。火を入れていくうちに、食材から自然とにじみ出てくる食材そのもののうま味もまた「だし」なのです。特に煮ものは、そうしたうま味やだしを最大限に味わうことができる料理。
この本では、最小限の食材しか使わず、大半のレシピの煮る時間は15分以内の煮ものを紹介しています。特別な道具は必要なく、フライパンや小ぶりな鍋でつくれる手軽なものです。毎日のごはん以外に、ちょっとしたおもてなしにもぴったりです。