「二十四節気」は太陽の運行をもとに一年を24等分したもので、それぞれの長さは約15日間です。意識することで、移りゆく季節をより感じられるようになります。今回は「大雪」のご紹介です。
(『天然生活手帖2023』より)
(『天然生活手帖2023』より)
大雪(たいせつ) 12月7日〜12月21日
※日付は2023年のもので、その年によって多少前後する場合があります。
高い山々の峰は雪に覆われています。
平地にも冷たい風が吹きはじめました。
年末に向けて忙しそうに街行く人々も、すっかり冬の装いです。
ナンテンやセンリョウの実が赤く色づいて、そこだけ暖かそう。
大掃除にクリスマス飾りに年賀状、するべきことが山のようにあります。
多忙なれども心はウキウキ。
季節の家仕事 白菜漬け
冬野菜の季節。
大きな白菜に包丁を入れて八等分したら、干して塩をして漬けて。
これからいくつも冬の仕事が待っています。
季節の風景 新巻鮭
お正月に欠かせない新巻鮭。
新潟の村上市は鮭の町。
通りを歩いていると、どの家の軒先にも鮭が何本も下がっていて、圧巻でした。
文・絵/平野恵理子
本記事は『天然生活手帖2023』(扶桑社)からの抜粋です
平野恵理子(ひらの・えりこ)
イラストレーター、エッセイスト。1961年、静岡県生まれ、神奈川・横浜育ち。山歩きや旅、暮らしについてのイラストとエッセイの作品、また暦に関する著作も多い。著書に『六十一歳、免許をとって山暮らし』『五十八歳、山の家で猫と暮らす』(ともに亜紀書房)、『草木愛しや 花の折々』(三月書房)、『にっぽんの歳時記ずかん』(幻冬舎)など。山梨・八ヶ岳南麓在住。
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