• 雅姫さんの自宅の棚を紹介してもらいました。ものに囲まれた空間が好きだからこそ、棚のアレンジ力も大事。スペースに合わせてつくった棚もアンティークも心地よい空気を紡ぎ出すのは、いまを捉えた工夫の賜物です。
    (『MASAKI』vol.3掲載)

    光と影の効果で心落ち着くムードに

    「大きい棚はもちろん人の手を借りるし、そこそこなら自力で動かします。娘が朝起きて、“レイアウトが変わってる!”と驚かれた時もありますが(笑)」

    そう雅姫さんが話すのは、模様替えについて。リビングに長年鎮座していた本棚の行方を尋ねた際、普段からときどきなされる家具移動の謎にも答えてくれました。

    画像: 光と影の効果で心落ち着くムードに

    「本棚はわが家のランドマーク的な存在でしたが、仕事の参考本や資料の整理用にアトリエに移しました。代わりに、アトリエにあったキャビネットをここへ。壁一面をおおっていた本棚よりサイズがコンパクトになった分、窓から差し込む光を意識するようになりました」

    キャビネットはナチュラルな木の色も捨てがたかったものの、シックな黒漆調に塗り替え。

    「季節や生活スタイルにしっくりくるよう、気の向くままにアレンジを加える。そんな、私の日々の喜びを分かち合えるこの棚が、リビングにも和やかなムードを醸し出してくれたらいいな、と思っています」

    収納力も安定感も頼れる食器棚

    家族と過ごすのはもちろん、友人を迎えることも多いダイニング。テーブルの脇側には水屋箪笥、向いには1年ほど前に新調したキャビネットを配しています。

    画像: 長年、雅姫さんと暮らしをともにしている水屋箪笥。しばらく上下段を分けて横並びにしていましたが、最近また重ねて陶器の収納に。天面も趣を添えるディスプレイの場としてフル活用

    長年、雅姫さんと暮らしをともにしている水屋箪笥。しばらく上下段を分けて横並びにしていましたが、最近また重ねて陶器の収納に。天面も趣を添えるディスプレイの場としてフル活用

    「どっしりと安定感がある棚は、くつろげる雰囲気を後押ししてくれる気がして。話しながらお茶やお菓子の準備ができるように、来客用の器を集めてしまっています」

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    『MASAKI』vol.3(雅姫・著/扶桑社)

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    <写真/Tadaaki Omori 文/Noriko Takai>

    雅姫

    東京・自由が丘にあるレディースブランド「ハグ オー ワー」、暮らしを提案する「クロス&クロス」をプロデュース。自らデザイナーも務める。暮らしを綴るインスタグラムも人気。パーソナルマガジン公式インスタグラム @masaki__personal_magazine_@mogurapicassowols @hugowar_vintagechic

    ※記事中の情報は『MASAKI』vol.3本誌掲載時のものです



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