家族2
自然とのつながりを体感できる木の家で暮らす
玄関を入ると、清々しい木の香り。無垢の木をふんだんに使った温もりあふれる家に迎え入れてくれたのは、井上了一さん、洋子さんご夫妻。
職場が青梅になったことをきっかけに、クライミングや、スキーが趣味だった了一さんは「自分に合っている」と東京・新宿区から青梅へ住まいを移しました。
新居を構えるにあたって、イメージしたのは長年思い描いていたログハウス風の木の家、そして薪ストーブのある暮らし。その念願かなって2017年、多摩川をのぞむ、木々に囲まれたロケーションを確保できました。
この環境を生かした木の家を建てるために、建築を依頼したのは地元、青梅の工務店。木造住宅と神社仏閣を中心に建築を行い、高い技術をもつことが決め手になったそう。
「目指す家のために、自らしっかりと家づくりに関りたい」と思った了一さん。仕事の合間に建築現場に足を運び、大工さんたちと相談を重ねました。
「窓の高さは平面図や立面図では確認していましたが、実際に現場で見てみるとイメージと違うことも。そんなときもその場でリクエストして、対応してもらえました」と了一さん。
「同時に、リビングやキッチンは思いきり天井を高くしたかったのですが、工務店がそれに応えてくれて、イメージどおりの空間になりましたね」
開放感あふれる広々としたリビングは、漆喰壁の白に、上質な風合いの無垢材が映える心地よい空間。
南側に大きくとった窓の外には木立が広がり、リビングにつなげたウッドデッキは雑木林へと誘うアプローチのよう。家の中にいても「自然とのつながり」を体感できます。
「この家に住んで、テレビをつけることがなくなりました」と洋子さん。
「心地よい静けさのなかで、木々を眺めて読書するのが幸せ。家の中にハンモックをつり下げてのんびりすることもあります」
青梅市で自由な発想のリノベーションコンテストを開催
そんな青梅市では、「青梅市わがままライフコンテスト」を開催しています。
このコンテストは、青梅市で増えている空き家や遊休地を活用して自分らしい生き方を提案するもの。
今回は「わがまま」をテーマに自由な発想を求めています。
具体的な物件を想定するのではなく、「空き家をこんなふうにリノベーションしたら楽しそう」「休眠地を生かしてこんなことをやりたい」といった自由なアイデアを送れば OKという自由なコンテスト。
子どもから大人まで、さまざまな層の人からユニークなアイデアを募集しています。
このコンテストには以下の5つの賞が用意されています。
●最優秀賞
すべての審査基準を満たす提案
●コミュニティ賞
空間と人の集い方がもっともおもしろいアイデア
●空き家活用賞
空き家の使い方がもっともユニークで実現性の高いアイデア
●SDGs賞
SDGsのテーマへ貢献度がもっとも高いアイデア
●ユニーク賞
実現性よりもアイデアがもっともユニークだったもの
最優秀賞受賞者には20万円分、各章受賞者にはそれぞれ 5万円分の青梅市特産品が贈られます。さらに最優秀賞はイラスト化して公表予定。
審査委員にはモデルやラジオナビゲーターとして活躍中の長谷川ミラさんや建築家、まちづくりの専門家など多彩なメンバーが参加します。
作品の提出期限は2024年3月8日まで。だれでも気軽に参加できるコンテストなので、ぜひ、応募してみてください!
【問い合わせ先】
青梅市わがままライフコンテスト事務局
メール:ome.wagamamalifecontest2023@gmail.com