『天然生活』編集部のお弁当
夫と分担するお弁当。前日のおかずとぬか漬けで
この日のお弁当は、前日の夕食の残りの赤身ステーキといわしの梅煮、野菜炒め、きゅうりのぬか漬け。取材先の京都の「すみれや」で買った福井・若狭の梅干し。
わが家のお弁当は、恥ずかしながら夫がつくったおかずを朝、私が詰めるというシステムです。前日のおかずの残りとぬか漬けがあれば十分お弁当としておいしくいただけます。
お弁当箱は「エフスタイル」のオリジナル。木曽檜製で、薄いガラス塗装がされているので油のしみなどがつきにくく、お手入れなしで何年使っても清々しい美しさがキープできています。
副編集長・北島
中2の娘へ、スキー旅行弁当
中学校で初めての3泊4日の旅。学校から捨てられる容器でという指定があったため、紙のお弁当箱に。ごはんの蒸気で底に水滴が......。次回はごはんは冷めてから詰めることにします。
カニカマの卵焼きは毎回の定番リクエスト。お肉は塩麹に漬けると冷めてもやわらかいのでおすすめです。味が混ざってもおいしいおかずを近くに配置しています。
冷めるとおいしくなくなるおかずも多いので、初めてつくるおかずのときなどは、自分の分も詰めて食べるようにしています。あと、なるべく茶色ばかりにならないように。
編集部・KASHI
電車好きの息子のために、新幹線弁当
東海道・山陽新幹線はおむずび、ドクターイエローは玉子焼きにチョキチョキ切ったのりを載せています。のりを直線にカットするだけなので、時間のない朝でも、これならできる! とつくりました。写真では見えないですが、ポテトサラダには、にんじん、きゅうりのほかにリンゴを入れています。
編集部・田村
ゆずの風味が抜群。馬路村で出合った、すし酢を使って
前の日の晩ごはんは、高知の馬路村で見つけた、すし酢「馬路ずしの素」を使った五目寿司。たくさんつくったので、残りをお弁当に詰めて翌日のお昼に食べました。馬路村のすし酢には、ゆずが使われ、五目寿司を口に入れると、さわやかなゆずの風味が広がってびっくりするほど、おいしいんです。
パッケージに書かれていたレシピを参考に、酢飯にはごまとじゃこを。それだけでパクパクいけますが、お好みで具材を入れると、また違う楽しみ方が。がっつり派の私は、味付けしたにんじんやしいたけ、鶏肉などの具材をたっぷりと加えています。
おかずは、いつものソーセージと玉子焼き、ほうれんそうの胡麻和えに、彩りトマトで詰め込んで。
夕方までしっかりとお腹を満たす、ごはん多めのお弁当です。
編集部・荒井
瀬尾幸子さんのおかずを2品
4月号のお弁当企画「つくるおかずは最低限、10分でできるお弁当」で、瀬尾幸子さんにご紹介いただいたおかずを2品入れてみました。
「甘くないひき肉そぼろ」は、たっぷりのしょうがのみじん切りとしょうゆだけのシンプルな味付け。鶏ひき肉自体のうまみが引き立ちます。レンジで加熱するだけで手間要らず、かつ、やわらかい仕上がりで一石二鳥です。
「玉子巻き」は、卵ひとつでつくる玉子焼き。通常の玉子焼きは、最低でも卵2個は必要ですが、薄く焼いて、たたんでくるくると巻いてしまえば、卵1個のひとり分の玉子焼きが簡単につくれます。(ちなみに、隙間おかずはおでん用に買って余ったこんにゃくをしょうゆで炒めたもの。梅干しは母の手づくりで猛烈に酸っぱいです)
瀬尾さんの撮影はいつも目からうろこのアイデアにあふれていて、スタッフ一同、「いますぐつくってみたい」と料理欲が刺激されます。
今回の、最低限の手間や材料でできるお弁当は、忙しい朝の強い味方になるレシピばかりなので、ぜひ皆さまもつくってみてください。
編集部・髙橋
2段ののり弁
節約のため、お弁当をつくっています。
といっても、たいしたものではなく、自家製のつくりおきを使った、10分以内にできる、
簡単なお弁当ばかりです。
チャーシューは土日につくりおいたものを、好きなだけ切り分けて。豚もも肉だから固くなりすぎません。いつもきじまりゅうたさんのレシピで作っています。
ごはんは前夜炊いたものを詰めていますが、板のりに、しょうゆたっぷりつけて、2段ののり弁にしています。
あとは自家製梅干しや漬物を詰めています。菜の花はオムレツの脇で一緒に焼いて、詰めました。
仕切りや底に、長野県の経木(信州経木shiki)を使いました。殺菌効果や、洗い物が楽になることを実感しています。洗い物が少ないこと、すぐにできることだけを、守っています。
編集長・八幡
久々につくったお弁当
昨晩、シャケかサバを買っておかずにと思ったのですが、スーパーに間に合わず......。冷蔵庫にあるもので、トマトの卵炒めと茹でたインゲンをつくりました。
トマトの卵炒めは、ゆるめが美味しいと思いますが、お弁当ですので炒め時間を伸ばしたら少し焦げ目がついてしまいました。お弁当箱の仕切りがないので、ご飯の際に海苔を貼り付けてみたのですが、どの程度、仕切りの効果があるのか不明です。
編集部・川添
あるもので、手軽につくるお弁当
冷蔵庫の余りもので簡単につくったお弁当です。豚肉は多めに買っといて冷凍庫にストックしています。にんじんは味噌炒めにするのが最近のお気に入り。白いごはんとよく合います。
弁当箱は中川政七のもの。たくさんレンジにかけたせいか、形が少しゆがんでしまったような気がしますが、汚れ落ちがよく、ほどよいサイズで使いやすいです。次は、木の曲げわっぱのお弁当箱にチャレンジしてみたいです。
編集部・菅沼
「YAWN」さんの薬膳弁当
お昼はもっぱら外食派です。こちらは、『天然生活』5月号、菊池亜希子さん連載の撮影時に注文した、「YAWN」さん(@yawn__catering)のロケ弁。頼んだのは初です。
ゆっくりふたを開けると、彩り豊かなおかずがてんこ盛りで、胸が高鳴りました。お品書きを片手に、ひとつずつ答え合わせをしながら食べていくと、途中から、おかず同士が、おかずとごはんとが混ざり合って、少し味変するのが面白かったです。
どれを食べてもしみじみ滋味深く、おいしくて、やさしい味。お腹いっぱいになりましたが、胃は苦しくありません。また早く、食べたいです。
編集部・小松﨑
韓国のオモニと私のコラボ弁当
韓国のオモニから「さきイカの甘辛コチュジャン和え(マルンオジンオムッチㇺ)」と「じゃことナッツ炒め(ミョルチポックム)」のおいしいおかずをいただいたので、この2品に合うようなお弁当にしました。
野菜を買いに行く気力がなく、玉ねぎと牛肉だけのプルコギと、ほうれん草のナムル、あとは卵焼きと焼き鮭で日韓コラボ弁当にしてみました。食後に甘いチョコレートをひとつ。
卵焼き以外は、夕食の仕込みと一緒に、お弁当用のおかずを冷凍してストックしています。
編集部 web担当・関根
東京駅で購入した荻野屋の「峠の釜めし」
ここ数年ランチでハマっているのが、「駅弁」。通勤で東京駅を経由するので、そこでさまざまな地域の名物駅弁を購入して会社の休憩室で食べるのが1日の楽しみです。なかでも最近のお気に入りは、信越線・横川駅で販売開始した荻野屋の「峠の釜めし」。
鶏肉、しいたけ、ごぼう、たけのこ、紅しょうが、グリーンピース、うずらの卵、栗、そしてあんず。ごはんの上に9種の多種多様な具材達がぎゅぎゅっと集まって、バランスよく甘辛味に調和されています。
やさしくどこか懐かしい味わいで、あらゆる味覚のなかでナンバーワン(と個人的には思っている)の「甘じょっぱい」を堪能できるお弁当なのです。東京駅に通年置いてあるわけではないので、見つけたときは勇んで購入してしまいます。
東京駅構内の待ち合わせ場所としても有名な「駅弁屋 祭」で、旅行や出張など、これから東京を出て遠くに向かうであろう人達に紛れてお弁当を購入する時間も楽しく、日常にちょっとした旅気分を取り入れられるところも気に入っています。
編集部・K原
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