(『天然生活』2023年5月号掲載)
朝、自分のための時間をもつこと
朝早く起きてひとりでやりたいことをしたり、静かに自分に向き合う時間をつくったり。朝活の第一人者の池田千恵さんは、そんな「朝活」が「毎日を生き生きさせてくれる」といいます。
「30分でも1時間でもいいので、朝、自分のための時間をもつことが、自分の人生への満足感を上げてくれます。大事なのは、自分で決めたことがその通りにやれた、という自信につながること。それが将来の“なりたい自分”へのステップになっていきます」
朝活は、資格取得や語学学習、健康づくりなど自分のスキルアップや将来に向けての活動だけでなく、好きなお茶をていねいに淹れて飲むなど、興味があることなら何でもOK。自分ひとりの時間を楽しんで、考えごとをするのも、自分にとって大きなプラスです。
「自分のためだけの朝時間をもつことで、気持ちが前向きになって、毎日が楽しくなり、将来なりたい姿も具体的に見えてきますよ」
1日が気持ちよく過ごせる
朝の気分は、その日1日を左右します。朝早く起きてやりたいことをすることで、「1日の始まりを早く、やりがいをもってスタートできた」という充実感が得られるように。
それが自分への自信にもなって、その1日が気持ちよく前向きに過ごせるようになります。
頭がすっきりする
起きてすぐはボーッとして寝ぼけたままでも、「朝活」という時間に向き合うことで、頭がしゃっきりと。
朝活に集中することで、昨日の夜に感じていたモヤモヤや心配ごともすっきりリフレッシュし、新しい自分に生まれ変わった気分になれます。
自分だけの時間がつくれる
日中は家族の世話や家事、仕事やおつきあいなどで時間に追われて、自分のことは後まわしにしてしまいがち。
でも、家族が起きてくる前の朝ならだれにもじゃまされず、自分のことだけに向き合える「自分ファースト」の時間が確保できます。
朝のほうが効率的に進む
しっかり睡眠をとって休息したことで脳のエネルギーも満タンに。集中力が増し、ものごとを効率的に進められます。
家族とのやり取り、メールやチャットなどのSNSにもわずらわされることがないので、朝活が効率よく進められます。
朝活で自分がこう変わる
⚫︎ 前向きになれる ⚫︎ 段取り力がつく ⚫︎ 気持ちに ⚫︎ 余裕が生まれる
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<監修/池田千恵 イラスト/清沢佳世 取材・文/工藤千秋>
池田千恵(いけだ・ちえ)
「朝6時」代表取締役社長。受験勉強や会社員時代の自身の成功体験をもとに、いまの自分を強みに変える「朝活」を広める活動をスタート。オンラインコミュニティ「朝キャリ」なども主宰。『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか著書多数。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです