• これからの自分のためにやりたいことはあるけれど、なかなか実現しない......。そんなときは、早起きして自分だけの朝活時間をつくってみませんか? 朝活の第一人者の池田千恵さんに、毎日が楽しくなる朝時間について伺いました。今回は、朝5分の「朝活ノート」について教わります。
    (『天然生活』2023年5月号掲載)

    朝活実践
    朝5分の朝活ノートで“自分ひとり会議”

    朝活でぜひやってほしいのが自分の考えていることややりたいこと、なりたい姿などをノートに書くこと。テーマは自由に設定してOKです。

    「これなら書けそう、続きそう」ということをノートに書き出してみましょう。

    「たとえば『モーニングページ』といって、頭の中にある言葉を全部、3ページほど書き出すというのも、心のデトックスになっておすすめです。「はあ〜」など頭に浮かんだ言葉をとにかく全部書きだしてみてください」

    また、その日の自分の予定を朝見直すのも効果的です。手帳を開いて、やるべきことをすべて書き出していきます。

    その際、4色のペン(赤、青、緑、黒)で優先順位を色分けすると、自分の行動が確実に変わってきます。

    色分けでやることの優先順位づけ

    画像: 色分けでやることの優先順位づけ

    今日やること、これからやろうと思っていることをノートや手帳に書き出すときは、色分けすることをおすすめします。

    自分の主観で構わないので、下の4つのカテゴリーに当てはめながら書き分けてみましょう。

    とくに人生で大切なことなのに、つい後回しになる種まきは赤で書き込むことで自分に意識づけを。

    赤→緑→青→黒の優先順位で意識してみましょう。

    お気に入りのノートとペンを用意する

    画像: お気に入りのノートとペンを用意する

    せっかく朝活で自分に向き合うのですから、文房具はお気に入りのものを用意しましょう。

    ノートは、表紙のデザインや罫線のあるなし、書き味のなめらかさなど、自分の好きがつまったものをぜひ探してみてください。

    ペンは左で紹介している表を参考に、色分けできるよう、4色を用意。

    もちろんデザインや使い心地も自分好みの朝活用のペンを選んでください。

    3行日記で今日の自分を宣言

    画像: 3行日記で今日の自分を宣言

    朝活初心者でも始めやすいのが「3行日記」です。これは今日のなりたい自分をノートに書いて宣言するというもの。

    「1日笑顔でいる」「人にありがとうと声に出していう」「深呼吸をする」など、ほんのちょっとしたことでもOKです。

    ノートに書くことで、どんな自分で今日を過ごしたいかが無意識にイメージでき、理想の1日を過ごしやすくなります。

    昨日を振り返る朝日記もOK

    画像: 昨日を振り返る朝日記もOK

    自分を振り返ることができるのが、日記のよさ。

    でも、夜に書く日記はどうしてもネガティブな記述が多くなり、心に引っかかりが残ったままになりがちです。

    そこで、前日の出来事を翌朝の朝活で振り返って日記に記してみましょう。

    ひと晩しっかり寝たことで、頭もクールダウン。同じ出来事に対してもポジティブな見方ができるようになります。

    仲間と一緒に朝活をする方法も

    画像1: 仲間と一緒に朝活をする方法も

    ひとりきりで集中する朝活だけでなく、仲間と一緒に何かをする場として朝活を活用する方法もあります。

    とくにオンラインであれば、朝みんなで集まって、一緒に何かするのも簡単。15分、30分など時間を短く区切ることで、集中力も増して中身が濃くなったり、ほかの人の意見やアイデアを参考にできたりします。

    何より「だれかと約束する」ことで、朝活を続けやすくなるというメリットも。

    それぞれが自分に向き合うノートを黙々と書き込む、一緒にヨガをやる、勉強したことの報告会にする……など、朝活のアイデアもいろいろ出てきそうです。

    週1回など、定期的に実際に集まり、テーマを決めた朝食会で情報交換をするのもいいですね。

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    <監修/池田千恵 イラスト/清沢佳世 取材・文/工藤千秋>

    画像2: 仲間と一緒に朝活をする方法も

    池田千恵(いけだ・ちえ)
    「朝6時」代表取締役社長。受験勉強や会社員時代の自身の成功体験をもとに、いまの自分を強みに変える「朝活」を広める活動をスタート。オンラインコミュニティ「朝キャリ」なども主宰。『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)ほか著書多数。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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