朝活は自分の好きなこと、興味のあることを自分のためにやる時間です。そんな「自分の心が喜ぶ朝時間」を過ごしている「台所の学校」主宰の奥津典子さんに、とっておきの朝活の楽しみ方を伺いました。
(『天然生活』2023年5月号掲載)
(『天然生活』2023年5月号掲載)
奥津典子さんの朝時間
「台所の学校」 主宰 奥津典子さん
静かな夜明け前に集中して勉強
まだ太陽が昇る前、冬なら4時台の暗いうちに起きて、自分ひとりだけの時間をつくるのが、私の朝活です。
昼間は子どもの世話や仕事に追われて自分だけでじっくり考えたりする時間がとれないのですが、夜明け前の暗いシーンとした空気のなかにいると、自分の感覚が研ぎ澄まされるような気がします。
この朝の時間が私のなかでは、とても大切な時間になっていますね。
私の朝活は、農や東洋医学、食など自分が興味をもっていて、これからの仕事に役立つことを勉強する時間。
朝起きると好きなカップに緑茶かコーヒーを湧き水で淹れて、勉強を始めます。
手帳を開いてスケジュールを整理したりやりたいことについて考えたりすることも多いですね。
朝活時間に夫婦で会話をすることもあります。私も夫もふだんは忙しくてじっくり話す時間がないのですが、話したほうがいいことがあるときは、子どもが起きる前に夫も早起きしてきて、夫婦で話す時間に。
朝のほうがお互いの考えを素直にじっくり聞けて、ほどよいコミュニケーションがとれています。
とある日の朝のスケジュール
04:45 | 起床・身支度・お茶を淹れる |
05:00 | 読書 |
06:30 | 外に出て深呼吸・朝食とお弁当の準備・洗濯・軽い筋トレ |
07:00 | 子どもの朝食 |
07:45 | 子どもを学校に送る |
08:30 | 家事 |
09:00 | 仕事開始 |
* * *
<写真提供/奥津典子 取材・文/工藤千秋>
奥津典子(おくつ・のりこ)
2013年より長崎・雲仙在住。2003年より吉祥寺にて「organic base」を、2019年からオーガニック直売所「タネト」を雲仙で夫と運営。著書に『奥津典子の台所の学校』(WAVE出版)ほか。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです