(『天然生活』2022年5月号掲載)
気持ちよく過ごすための朝のルーティン
お風呂ですっきりしたら、肌を整えてどんな一日を過ごすか、考える。心と体を目覚めさせる、ルーティンです。
ひとり暮らしを始めてから習慣になったのが、入浴。シャワーで済ませていたけれど、たまたまテレビで見た入浴法を始めたそう。
「まず足湯10分、髪を洗って、半身浴8分、体を洗って、全身浴3分。音楽を聴いている間にできて、すっきりするから続けています」
お風呂から上がったら、バラの化粧水をスプレー。シャンプーやトリートメントも天然成分です。
「香りが好きで使っていますが、洗剤は排水口に流すことになるので、環境にやさしいことも大事に。ものづくりに携わるひとりとして、日々使うもののその後も、考えたいと思います」
スケジュール帳は、かつて勤めていた無印良品のもの。予定をチェックして、今日が始まります。
7:00 朝の入浴ですっきりと
愛用するヘアコスメは、「余[yo]」。
「100%天然成分でできていて、香りの調合が素晴らしい。入浴中、深呼吸するような気持ちよさです」
歯みがきは半身浴をする間に。
「マッサージするようにやさしくていねいに。血行がよくなったのか、年2回の歯科検診でほめられるように」
7:45 バラの化粧水で潤いを
化粧水は、「ケンソー」のローズウォーターを愛用。無農薬栽培された国産の植物と、良質な水でつくられています。
「年齢とともに潤いが必要になると聞いて、Elèveの植物性のグリセリンをブレンドしています」
防腐剤不使用なので冷蔵庫で保管して、お風呂上がりにシュッと。
8:00 手帳を見てスケジュールをチェックする
リモートワークの日もあるけれど、オンオフはしっかりと切り替えて、プライベートタイムは仕事のことはなるべく考えないように。
朝、コーヒーを飲みながら、スケジュール帳をチェックして、一日の流れは把握しておきます。無印良品のスケジュール帳はシンプルで使いやすく、長年愛用しています。
「書き込むときは、必ずシャープペンシルで。きれいに消して、新たに書けるのがいいです」
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<撮影/l.a.tomari 取材・文/宮下亜紀>
矢野直子(やの・なおこ)
ハウスメーカーのデザイン設計部に勤め、大阪・東京の二拠点生活を送る。多摩美術大学卒業後、1993年、良品計画入社。2002年から夫の赴任先スウェーデンに住み、帰国後、Found MUJIなどを担当。三越伊勢丹研究所勤務、良品計画生活雑貨部企画デザイン室室長を経て、2020年から現職。プロダクトデザインから、家をつくる仕事へ。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです