やさしい日差しと暖かな空気に包まれる季節がやってきました。寒い冬を乗り越えるために蓄えた脂肪は脱いで、活動的に過ごせる体になりたいもの。料理家の鈴木愛さんを訪ね、体のめぐりをよくして新陳代謝を上げる料理を教わりました。今回は、「豚しゃぶとせりのサラダ仕立て」のつくり方を。
（『天然生活』2021年5月号掲載）
（『天然生活』2021年5月号掲載）
主菜
「豚しゃぶとせりのサラダ仕立て」のつくり方
シャキシャキ野菜の食感に、梅の香りとやさしい酸味がよく合います。
材料（2～3人分）
| ● 豚肉（しゃぶしゃぶ用） | 150g |
| ● せり | 1束 |
| ● にんじん | 20g |
| ● えのきだけ | 30g |
| ● 梅酢 | 小さじ1と1/2 |
| ● 塩 | 小さじ1/3＋適量 |
つくり方
１ えのきだけは根元を切ってほぐし、3等分に切る。にんじんはせん切りにする。鍋に湯を沸かし、せりはさっと色よく塩ゆでし、4cm長さに切る。同じ鍋でえのきだけとにんじんもさっとゆでる。
２ 鍋に湯を沸かして豚肉をゆで、ボウルに入れる。分量の塩、梅酢を加え味をふくませる。
３ ２に１を加えて全体をあえる。塩で味をととのえて、器に盛りつける。
体すっきりポイント
豚肉には糖質をエネルギーに換えるビタミンB1が豊富。せりには利尿作用、梅酢には毒素の排出作用があり滞りを解消します。
＜料理／鈴木 愛 撮影／山田耕司 スタイリング／曲田有子 取材・文／河合知子＞
鈴木 愛（すずき・あい）
「冬草」主宰。安曇野の穂高養生園で料理人を務めるかたわら、東京で「ととのえる食事会」を不定期開催。著書に『なんとなく不調をととのえるスープ』（世界文化社）。https://www.facebook.com/fuyukusa.gohanya/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
