(『白ごはんに合うシンプルおかず』より)
最小限の手間と調味料で、最大限においしいハンバーグ
料理家の吉田愛さんが提案するのは、家にあるもので簡単につくれて、白ごはんがすすむおかずたち。
忙しい人でも手軽につくれるように、なるべく手が汚れないようにしたり、短時間で火が通るようにしたり、合わせ調味料を使って1回で味が決まるようにしたりと、さまざまな工夫が盛り込まれています。
本記事では、ごはんに合う定番おかずのなかから、ハンバーグのつくり方を紹介します。
しめじと一緒に蒸し焼きにすれば、ジューシーなハンバーグに仕上がるとともに、うまみたっぷりでコクのあるソースが出来上がります。
ハンバーグのつくり方
十分に火が通っているのに肉がフワフワ。
肉だねをよくもみ混ぜることや焼き時間に気をつけてトライしてみましょう。
コクのあるソースでさらに味わい深く。
材料(2人分)
● 合いびき肉 | 250g |
● 玉ねぎ(みじん切り) | 1/4個分 |
● しめじ(ほぐす) | 1パック分(100g) |
● パン粉 | 大さじ4 |
● 牛乳 | 大さじ3 |
● 卵(割り入れる) | 1個 |
● 塩 | 小さじ1/4 |
● サラダ油 | 大さじ1/2 |
● A | |
・トマトケチャップ、中濃ソース、水 | 各大さじ2 |
・しょうゆ | 小さじ1/2 |
・バター | 10g |
● ベビーリーフ | 適量 |
つくり方
1 ポリ袋で肉だねをつくる
厚手のポリ袋にパン粉と牛乳を入れてふやかし、卵と塩を加えてもむ。玉ねぎと合いびき肉も加え、1分ほどよくもむ。2等分にし、平たい楕円形に整える。
2 両面を焼き、さらに蒸し焼きにする
フライパンにサラダ油を中火で熱し、1を入れて中央をくぼませ、焼き色がつくまで両面を約2分ずつ焼く。空いているところにしめじを入れ、ふたをして弱火で約5分蒸し焼きにする。
3 濃厚なソースをつくる
2のハンバーグを器に盛る。フライパンに残った肉汁としめじにAを加え、強めの中火で軽くとろみがつくまで煮詰めてソースをつくる。ハンバーグにかけ、ベビーリーフを添える。
おいしさの秘訣
・肉だねはポリ袋でつくると手軽で、洗いものが軽減。
・しめじも一緒に蒸してうまみを凝縮させた肉汁に、しょうゆを少し加えるとごはんがすすむソースに。
〈撮影/佐々木美果〉
※ 本記事は『白ごはんに合うシンプルおかず』(ワン・パブリッシング)からの抜粋です。
吉田 愛(よしだ・あい)
料理家、唎酒師。料理家のアシスタントを務めたのち、東京と京都の日本料理店で板前として働き、研鑽を積む。独立後は料理家として雑誌や書籍を中心に活動。和食をベースとした、簡単でおいしい家庭料理のレシピが好評を博し、活躍の場を広げる。唎酒師の資格を持ち、日本酒への造詣も深い。著書に『〝だし〟を使わなくてもおいしい煮もの』、『お弁当にもおつまみにもなる作りおき』(ともに主婦と生活社)などがある。
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手間と調味料は最小限! 家庭になじみのある定番食材、基本調味料でつくるシンプルなレシピだから誰でもすぐにつくれます。時短の漬けおきやだしいらずの煮物、揚げない揚げ物といったラクをかなえておいしい調理のコツや工夫のアイデアを紹介。白ごはんがどんどん食べたくなるおいしいおかずレシピが満載です。