• 料理研究家の松田美智子さんに新玉ねぎで極上オニオンスライスのつくり方を教えていただきました。冷水につけて透明になった玉ねぎを「クリスタルオニオン」と呼ぶ松田さん。辛みがなく、シャキシャキした食感で、いくらでも食べたい一品です。

    新玉ねぎのこと

    画像: 新玉ねぎのこと

    玉ねぎは日もちをよくするために収穫してから1カ月くらい乾燥させますが、新玉ねぎは収穫後すぐに出荷します。そのため、皮が薄く、実の水分が多く、やわらかいのが特徴です。

    火を通して甘さを楽しむのはもちろん、辛みが少ないので、サラダなど生で食べるのもおすすめ。玉ねぎ特有のにおいや辛みの成分は硫化アリルと呼ばれるもので、血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぐ作用があります。硫化アリルは加熱すると甘み成分に変わってしまうため、血液をサラサラにする効果を期待するなら、生で食べたほうがよいでしょう。

    極上オニオンスライスのつくり方

    画像: 極上オニオンスライスのつくり方

    辛みが抜けるように、スライスするときは繊維を断ち切って半月になるように切るのがポイント。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● 新玉ねぎ1個
    ● A
    ・米酢大さじ2
    ・しょうゆ大さじ1
    ● かつおの削り節1/2カップ

    つくり方

     新玉ねぎの上下を切り落とす。芯がついていたほうが切りやすいので、下部は根の部分のみ切り落とす。繊維を断ち切りできる限り薄いスライスにする。

    画像1: つくり方

     氷水を入れた大きめのボウルにをさらす。3〜4回冷水を替えて繰り返す。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     をざるにあげ、ペーパータオルにはさみしっかり水けを押さえる。

    画像4: つくり方

     器に盛り、合わせたAを回しかけ、かつおの削り節をたっぷりのせる。

    画像5: つくり方

    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉

    画像6: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    画像: 新玉ねぎで極上オニオンスライス|松田美智子の季節の仕事

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    (松田美智子・著/文化出版局刊)

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