• インテリアスタイリストの石井佳苗さん、料理家の真藤舞衣子さん、写真家の清水奈緒さんと、『天然生活』編集部の八幡眞梨子が車で行く、都内近郊小旅行。今回は、神奈川県の三崎を旅してきました。地元のおいしい料理あり、新鮮な食材あり、スイーツあり、産直市場あり、神社あり、猫あり、疲れをいやす大浴場あり。大人が楽しむ旅の楽しみを紹介します。おでかけ日和の日に、三崎に出かけてみませんか。まずは、石井さんおすすめのパン屋「充麦(みつむぎ)」を目指します。

    三崎へ、いざ出発!

    車で1時間半ほど、日帰りで気楽に行けるのが、神奈川県にある港町・三崎です。

    久しぶりに車を買い替えた石井佳苗さん。ある日、みんなで「石井さんの車で、どこか行かない?」と話していたなか、石井さんが「三浦にあるパン屋の『充麦』に行かない?」と提案。

    もともと三浦にご縁のある真藤舞衣子さんが、「うれしい! 久しぶりに行きたい! それなら、午前中に行くのがベストですね!」と即答。そんなわけで、初めての小旅行は、するすると決まったのでした。

    久しぶりに長距離運転をするという石井さん。懐かしの三崎の道を走れて、うれしそう。

    画像: 三崎へ、いざ出発!

    「あら、この道ガタガタね。田舎道だからかしら」と冷静な声でつぶやくと、「佳苗さん! 中央線の凹凸を踏んでいます!」と即座に答える真藤さん。

    「あらあら、ごめんなさい」と終始笑いが絶えない道中。そうこうしているうちに、あっという間に、三崎に到着しました。

    目的地のパン屋「充麦」に到着

    細い道を入って、「充麦」に無事到着すると、焼き立てパンがずらり。「充麦」のオーナーシェフ・蔭山充洋さんが温かく出迎えてくれました。

    真藤さんは、いままで、夕方に行くことが多かったそうで、その時間になると、ほとんどパンがなかったそう。

    「今回は朝早く出発し、最初に立ち寄ったのが大正解! 焼きたてのパンがたくさん!」と真藤さん大興奮。

    画像1: 目的地のパン屋「充麦」に到着
    画像2: 目的地のパン屋「充麦」に到着
    画像3: 目的地のパン屋「充麦」に到着

    「全部食べたくなってしまいました。小麦を育て、それを挽いて、パンにするって、つくり手として、最高ですよね。料理をする人間にとって、一番尊敬します。自家製小麦でパスタもつくっているなんて。はじめて知って今回買いました! 平打ちを選びましたが、これがまたおいしかった!」(真藤さん)

    画像4: 目的地のパン屋「充麦」に到着
    画像5: 目的地のパン屋「充麦」に到着

    「久しぶりに来られて、うれしい。店主の蔭山さんとは、以前逗子に住んでいた頃に時々通っていて、お会いしていたんです。久しぶりに会えて、大好きなパンが買えて、うれしい。安心安全でおいしいんですよ」(石井さん)

    画像6: 目的地のパン屋「充麦」に到着

    もちろん、買い物かごいっぱいに、パンや手打ちパスタ、卵などを買って帰ったのでした。

    画像7: 目的地のパン屋「充麦」に到着
    画像8: 目的地のパン屋「充麦」に到着

    ◾️三浦パン屋 充麦(ミウラパンヤ ミツムギ)
    住所:神奈川県三浦市初声町入江54-2
    営業時間:木~月 7:00~17:00 (※小麦種まき、収穫時は不定休)
    電話番号:046-854-5532
    URL:https://shop.miuramitsumugi.jp/

    2005年から小麦栽培を始め、自分たちで育てた自家製無農薬小麦を製粉し、挽きたての全粒粉でパンを焼く。パンに使っているのは、どれも顔の見える生産者によって大切につくられた、安心安全な素材ばかり。オンラインショップあり。



    <撮影/清水奈緒 文/八幡眞梨子>

    石井佳苗(いしい・かなえ)
    インテリアスタイリスト。雑誌や広告など、幅広い分野で、インテリアやライフスタイルを提案する。ムック『Heima 住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』(扶桑社)が好評発売中。インスタグラム @kanaeishii_lc

    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
    料理家、発酵料理研究家。会社員を経て、1年間京都の禅寺で生活。フランスへ料理留学後、料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍で活躍。著書については『つくりおき発酵野菜アレンジごはん』(主婦と生活社)、『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』(日本経済出版、小泉武夫氏と共著)など。インスタグラム @maikodeluxe

    清水奈緒(しみず・なお)
    写真家。京都市生まれ。シカゴ美術館附属美術大学で写真の基礎を学び、大阪で内池秀人氏に師事。
    雑誌、書籍を中心に活動。現在は愛猫デコと東京都在住。著書に『猫の撮リセツ』(エクスナレッジ)。 http://naoshimizu.com、インスタグラム @cheese1003

    八幡眞梨子(やわた・まりこ)
    月刊誌『天然生活』編集長。料理の雑誌編集部や書籍編集を経て、2008年に『天然生活』編集部に配属。2018年より現職。当初の発行元である地球丸から現在の扶桑社に移籍後も変わらず、編集長を務めている。インスタグラム @yawatamariko



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