おいしいお魚を求めて「まるいち食堂」へ
真藤さんが、「おいしいお魚、食べたいな〜!」と思ったときに行くのが、「まるいち食堂」です。
「きっかけは、かれこれ17、8年くらい前のこと。当時、小説家のいしいしんじさんが三崎に住んでいて、“いしいしんじ祭り”や、共通の友人たちのイベントが開催されたり、海岸で遊んだりバーベキューしたりしていました。『まるいち』の店主のお父さんのノブさんがご存命のころは、スナックに連れて行ってもらったことも。私にとって、楽しい思い出がいっぱい。この旅でまず最初に佳苗さんたちと行きたかったのが、ここ、『まるいち』なんです」(真藤さん)
店先に並ぶ新鮮な地元の魚たちをみて、魚好きの石井さんも大興奮! 「これ、食べられるのかしら?」と質問。
「食堂のメニューには、いろいろな定食があるのですが、私はお店に並んでいるお魚を見て、今日のおすすめの、旬のおいしいお魚を、『まるいち』のみちよさんやすぐるくんに教えてもらって、それを注文して、捌いてもらいます」と真藤さん。
さっそく魚を注文して、食堂の中へ。
今回注文した魚は、
⚫︎かわはぎ(肝パン)の刺身
⚫︎まぐろ 赤身と中トロ
⚫︎いかの刺身
⚫︎金目鯛 焼きとお造り
⚫︎ニシ貝(刺身)
これに、ごはんとあら汁のセットをつけてもらいました。
「かわはぎはあったら必ず頼みます。かわはぎの刺身を、肝しょうゆと一緒にいただくのが絶品なんですよ!」
今回は4人分を注文。刺身はもちろん、金目鯛は焼き魚にしていただきました。
「やっぱり人数がいると、いろいろ食べられてうれしい! 多いかなと思ったけどペロリでしたね」と真藤さんも石井さんも、ご満悦。
「これだけ新鮮な魚をこんなにたくさん、しかもお値打ち価格で食べられて、すごいわ~」と石井さん。
帰りはにお土産を買うときも、ちゃんと保冷してくれるので安心です。
「保冷バッグは持参するといいですよ」と真藤さんからのアドバイスです。
◾️まるいち
住所:神奈川県三浦市三崎3-5-12
営業時間:11:00~21:00(ラストオーダー20:00)
定休日:毎週水曜日、ときどき火・水、連休 ※日曜営業
電話番号:046-881-2488
URL:https://maruichi-syokudou.com/
地元の常連さんも訪れる、創業60年の老舗魚屋、海鮮料理専門店。三崎が誇る新鮮で上質なまぐろ、地魚をお好みで選んで、刺身、塩焼、煮付け、などで味わえる。三崎港で毎朝仕入れる、多種の地魚が自慢。
<撮影/清水奈緒 文/八幡眞梨子>
石井佳苗(いしい・かなえ)
インテリアスタイリスト。雑誌や広告など、幅広い分野で、インテリアやライフスタイルを提案する。ムック『Heima 住まいの感覚を磨く9つのキーワード。』(扶桑社)が好評発売中。インスタグラム@kanaeishii_lc
真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
料理家、発酵料理研究家。会社員を経て、1年間京都の禅寺で生活。フランスへ料理留学後、料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍で活躍。著書については『つくりおき発酵野菜アレンジごはん』(主婦と生活社)、『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』(日本経済出版、小泉武夫氏と共著)など。インスタグラム @maikodeluxe
清水奈緒(しみず・なお)
写真家。京都市生まれ。シカゴ美術館附属美術大学で写真の基礎を学び、大阪で内池秀人氏に師事。雑誌、書籍を中心に活動。現在は愛猫デコと東京都在住。著書に『猫の撮リセツ』(エクスナレッジ)。 http://naoshimizu.com、インスタグラム @cheese1003
八幡眞梨子(やわた・まりこ)
月刊誌『天然生活』編集長。料理の雑誌編集部や書籍編集を経て、2008年に『天然生活』編集部に配属。2018年より現職。当初の発行元である地球丸から現在の扶桑社に移籍後も変わらず、編集長を務めている。インスタグラム @yawatamariko