天然生活 最新号

朝ごはんが好きです。ちょっと早起きして朝ごはんを食べに出かけると、幸せな気分になりませんか。天然生活編集部が気になっているお店にお邪魔して、とっておきの朝ごはんを紹介します。今回は東京豆漿生活(トウキョウトウジャンセイカツ)の、台湾気分が味わえる朝ごはん「燒餅(シャオビン)」と「飯糰(ファントァン)」です。

パン? パイ? パリパリ食感の「燒餅(シャオビン)」

東京・五反田の裏路地にひっそりと佇む「東京豆漿生活」は、台湾の定番朝ごはんをいただけるお店です。店名にある、「豆漿(トウジャン)」(豆乳)を使った朝ごはんをメインに、台湾のパンや、おかゆなどがいただけます。

画像: 毎朝5時半からパンの生地をこねる、店長の内田さん(左)とスタッフの鷹取さん(右)。慣れた手つきでくるくるまとめてバットへ並べて

毎朝5時半からパンの生地をこねる、店長の内田さん(左)とスタッフの鷹取さん(右)。慣れた手つきでくるくるまとめてバットへ並べて

画像: メニュー名に「餅」と付くパンたちの生地はこちらを使用。パンとパイの間のような軽い食感

メニュー名に「餅」と付くパンたちの生地はこちらを使用。パンとパイの間のような軽い食感

画像: 「燒餅(シャオビン)」に、ねぎ入りの玉子焼き「葱蛋(ツォンダン)」と、肉鬆(ロゥソン)

「燒餅(シャオビン)」に、ねぎ入りの玉子焼き「葱蛋(ツォンダン)」と、肉鬆(ロゥソン)

豆乳のスープ「鹹豆漿(シェントウジャン)」を提供する台湾の朝ごはんやさんには、薄いパン「燒餅(シャオビン)」に具材を挟んでいただくメニューも多くあります。

こちらは、「燒餅」(210円)にねぎ入りの玉子焼き「葱蛋(ツォンダン)」(110円)と、肉でんぶ「肉鬆(ロゥソン)」(110円)を挟んだもの。

燒餅は、所謂日本のパンとは違い、パリパリ、サクサクした食感。店長の内田さん曰く「パンとパイの中間のような食感」とのこと。

熱々のねぎ入り玉子焼きに、このパリパリの燒餅がなんともベストマッチ。軽い食感とシンプルな味わいで、ぺろりといただけます。

画像: パン? パイ? パリパリ食感の「燒餅(シャオビン)」

手前の小さなパンふたつは、左から黒ごま餡の「胡麻餅(フーマーピン)」(260円)、ピーナッツ餡の「花生餅(フアシェンビン)」(300円)。どちらもぎっちり餡が詰まっていて、小さいながらも食べ応えがありつつ甘さは控え目なので、朝、ちょっと甘いものをいただきたいときにはぴったりです。

驚きの断面、「飯糰(ファントァン)」

画像: ビニール袋に入れて提供する、現地のスタイルを忠実に再現

ビニール袋に入れて提供する、現地のスタイルを忠実に再現

お次はこちら。なんだかわかりますか?

台湾式のおにぎり、「飯糰(ファントァン)」です。サイズは大と小が選べます。こちらは大(670円)です。日本の大きめのおにぎりふたつ分といったボリューム感。手に取るとずっしり重い……。

さて、中身は。

画像: 驚きの断面、「飯糰(ファントァン)」

どうですか? こちらの具の多さ。渾然一体となって少々分かりづらいかもしれませんが、揚げパンの「油條(ヨウティヤオ)」、肉でんぶの「肉鬆(ロゥソン)」、味付煮卵、高菜、干し大根、砕いたピーナッツがたっぷりとごはんに包まれています。細長い形で具沢山といえば、日本でいう太巻きに印象が近いかもしれません。

おにぎりの具材で揚げパンが入るのは、日本ではあまりない(ほとんどない?)ですが、台湾では一般的です。パリパリの食感がアクセントになり、食べ応えも満点。

肉汁たっぷり、「蔥肉酥餅(ツォンロウスーピン)」と体にやさしい「緑豆湯(リュートウタン)」

画像: パンの下の部分がカリッとしているのもおいしい

パンの下の部分がカリッとしているのもおいしい

こちらはできたて熱々だった「蔥肉酥餅(ツォンロウスーピン)」(330円)。しょっぱいパンのなかでは一番人気という、台湾でも定番のパンです。パリッとしたパン生地のなかには肉汁あふれる豚肉がたっぷり。シンプルなおいしさに、一番人気も頷けます。

画像1: 肉汁たっぷり、「蔥肉酥餅(ツォンロウスーピン)」と体にやさしい「緑豆湯(リュートウタン)」

最後に、これからの季節にぴったりな一品をご紹介します。

緑豆とハトムギのぜんざいのような「緑豆湯(リュートウタン)」(小・450円)。台湾の夏の定番のスイーツなのだとか。甘さ控えだから、緑豆とハトムギの素朴な味わいが引き立ちます。

そして、緑豆には熱中症を予防する効果があるとされているので、暑い夏に向けてぴったり。おいしくて体にもよいなんて、なんて優秀なスイーツ。

画像2: 肉汁たっぷり、「蔥肉酥餅(ツォンロウスーピン)」と体にやさしい「緑豆湯(リュートウタン)」

東京・五反田の路地裏にある、ここ「東京豆漿生活」のガラス扉をぜひ開いてみてください。東京にいながら、台湾の路地裏に迷い込んだ気分になれます。

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〈編集長撮影の一枚〉開店直前にスタッフみんなで試食。窓の外には、早くもお客さんが並んでいました。

画像: ボリューム満点の台湾式おにぎりに驚きを隠せないカメラマンの林 紘輝(右)と、熱々パリパリの燒餅を頬張る編集部員の高橋尚子(左)。

ボリューム満点の台湾式おにぎりに驚きを隠せないカメラマンの林 紘輝(右)と、熱々パリパリの燒餅を頬張る編集部員の高橋尚子(左)。

今回ご紹介した「朝食」はこちら

「燒餅(シャオビン)」+「葱蛋(ツォンダン)」+「肉鬆(ロゥソン)」/430円(税込み)

「胡麻餅(フーマーピン)」/260円(税込み)

「花生餅(フアシェンビン)」/300円(税込み)

「飯糰(ファントァン)」大/670円(税込み)

「蔥肉酥餅(ツォンロウスーピン)」/330円(税込み)

「緑豆湯(リュートウタン)」小/450円(税込み)

〈撮影/林 紘輝〉

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画像: 今回ご紹介した「朝食」はこちら

東京豆漿生活

東京都品川区西五反田1-20-3

MKYビル1F

☎03-6417-0335

年中無休

月~金/8:00~15:00

土・日・祝/9:00~15:00 (8:00より整理券を配布)



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