• 夏の体調管理に、いつもの献立に役立つ発酵調味料を加えて。うま味アップでよりおいしい。5種類の発酵調味料と、それを使った献立を、真藤舞衣子さんに教えていただきます。今回は、3種類の発酵調味料でつくる「発酵レモンスープ」「おひたし」「さばのソテー」のメニューを紹介します。
    (『天然生活』2023年8月号掲載)

    「発酵レモン」のつくり方

    画像: 「発酵レモン」のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● レモン(国産無農薬)5個
    ● 塩(自然塩または天日塩)レモンの総量の15%

    つくり方

     レモンをきれいに洗い、水けをよくふき取る。皮をむいて半分に切り、種を取ってから、ざく切りにする。

     の総重量を量り、その15%の量の塩とレモンをボウルに入れてよく混ぜる。

     をハンドミキサーかフードプロセッサーにかけてなめらかになるまで攪拌する。

     煮沸消毒した保存容器に入れてふたは軽く閉め、常温で夏は3~4日、冬は1週間おいておく。

    完成後は冷蔵庫で半年間保存可能。

    基本の「発酵バター」のつくり方

    画像: 基本の「発酵バター」のつくり方

    材料(2人分)

    ● 生クリーム(乳脂肪分45%以上)200mL
    ● プレーンヨーグルト大さじ1

    つくり方

     ボウルに生クリームとヨーグルトを入れ、泡立て器で、かたくぼそぼそになるまで泡立てる。

     瓶にを入れて、ラップをしてからふたを閉め、思い切りシェイクして分離させる(ラップをしておくと吹きこぼれない)。

     ホエーとバターに分かれる。ホエーはカレーやドリンク、スープなどに使えるので取っておく。

    バターは冷蔵庫で10日ほど、冷凍で1カ月保存可能。

    「しょうゆ麦麹」のつくり方

    画像: 「しょうゆ麦麹」のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● 乾燥麦麹150g
    ● ぬるま湯(40℃前後)80mL
    ● しょうゆ適量(約250mL)

     保存容器に乾燥麦麹をほぐし入れ、ぬるま湯を加えて混ぜ、なじませる。30分ほどおくとよい。

     しょうゆをひたひたになるまで入れる。

     ふたは軽く閉め、常温におき、1日1回上下を返すように混ぜる。

     常温で5日~1週間ほどおき、発酵したよい香りがして、麦麹の芯がなくなったらでき上がり。

    冷蔵庫で半年間保存可能。



    〈料理・スタイリング/真藤舞衣子 撮影/清水奈緒〉

    真藤舞衣子(しんどう・まいこ)
    料理家、発酵料理研究家。会社員を経て、1年間京都の禅寺で生活。フランスへ料理留学後、料理教室を主宰するほか、雑誌や書籍で活躍。著書については『つくりおき発酵野菜アレンジごはん』(主婦と生活社)、『サバの味噌煮は、ワインがすすむ』(日本経済出版、小泉武夫氏と共著)など。インスタグラム @maikodeluxe

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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