• 物価高騰が続くいまこそ、日々を見直す好機。これからの暮らしのヒントを料理家の横山タカ子さんお聞きしました。今回は、「むだを出さない料理のアイデア」を教わりました。
    (『天然生活』2023年6月号掲載)

    むだを出さない料理のアイデア

    食材を余さず、おいしくいただくための小さなレシピ。

    いずれもアレンジ自在のおいしさ。「半端」が出たらぜひおためしを。

    さば缶やいわし缶が余ったら
    「かんたんバーニャ」につくり方

    画像: さば缶やいわし缶が余ったら 「かんたんバーニャ」につくり方

    特製の刻みにんにくがポイント。パンにのせたり、好みの野菜の「あえ衣」にしても。

    材料(つくりやすい分量)

    ● さばの水煮缶(食塩不使用)100g ~
    ● 味噌、刻みにんにく※各大さじ3/4

    つくり方

     材料を容器に入れ、フードプロセッサーにかける。

     全体がなめらかになったら、好みの食材に添えていただく。

    画像: 旬にまとめて仕込むのがおすすめ。「時間とともにおいしくなります」

    旬にまとめて仕込むのがおすすめ。「時間とともにおいしくなります」

    ※刻みにんにくのつくり方

    みじん切りにしたにんにくをボウルに入れ、菜種油など好みの油をまわしかけたら、全体を混ぜて油をなじませてできあがり。清潔な容器に移し、冷蔵保存する。冷蔵庫で3カ月以上保存可能。

    ねぎをまるごと使いきる
    刻みねぎだれ

    画像: ねぎをまるごと使いきる 刻みねぎだれ

    南信州のおでんだれがお手本。つくってすぐに使えるから、ねぎが少し余ったときのあと一品に。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 長ねぎ2本
    ● しょうゆ大さじ1

    つくり方

     長ねぎは青い部分まで丸ごとみじん切りにし、ボウルに入れる。

     にしょうゆをまわしかけ、ざっくりと混ぜながら全体に味をなじませる。

     清潔な容器に入れ、薬味だれとして好みの料理に合わせる。

    ※冷蔵庫で1週間ほど保存可能

    画像: ふろふき大根やごはんのお供にも。ごま油をたらすとさらに風味豊か

    ふろふき大根やごはんのお供にも。ごま油をたらすとさらに風味豊か



    <撮影/山浦剛典 取材・文/玉木美企子>

    横山タカ子(よこやま・たかこ)
    長野県大町市生まれ、長野市在住。信州各地を訪ね集めた保存食・行事食や、旬を生かし塩分を抑えた「適塩」の健康食レシピも好評。失敗しない梅干し「さしす漬け」をはじめとする、梅の保存食づくり40年の集大成的レシピ集『私の梅仕事』(扶桑社)、、『私の「木の実」料理』(扶桑社)も好評発売中。「趣味は暮らし」とし、和のしつらいや着物の着こなしにもファンが多い。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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