• 家族から受け継いだ大切な道具の数々。ものを通じて手にする想い。スタイリストの伊藤まさこさんに、料理上手だった母から受け継いだ暮らしの道具と、ものにまつわる家族の物語を教えてもらいました。
    (『天然生活』2021年9月号掲載)

    伊藤さんがいつか譲り受けたいものは、「若き日の父のポートレート」

    画像: 伊藤さんがいつか譲り受けたいものは、「若き日の父のポートレート」

    ジーンズにポロシャツ、アーガイルのソックスにローファー……。

    写真の中のおしゃれな男性は、10年前に他界した伊藤さんの父親の若き日の姿です。

    「母と結婚する前のもの。この写真はまだ実家にありますが、いつか譲り受けたいと思っています」

    豪快でおおらか、こうと思ったら突き進む伊藤さんの性格は、父親譲り。子どものころは仕事が忙しく、家に帰ってくるのはたいてい夜遅くでした。

    海外出張に行った際、3姉妹おそろいのムームーをお土産に買ってきてくれたりした思い出が残っています。

    「一度だけ台所に立って、牛肉のシチューをつくってくれたんです。とてもおいしかったことをすごくよく覚えています」

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    〈撮影/伊藤まさこ、山田耕司 取材・文/嶌 陽子〉

    伊藤まさこ(いとう・まさこ)

    料理や雑貨など暮らしまわりのスタイリストとして雑誌や書籍で活躍。ウェブサイト「ほぼ日」とともにオンラインショップ「weeksdays」を運営中。伊藤さんの著書に、母の料理と思い出について綴った『母のレシピノートから』(ちくま文庫)がある。現在、電子版も配信中。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    天然生活2024年9月号では「愛にあふれた、やさしい暮らし」を特集しています。

    大切なだれかを想って生まれた気持ちは、まわりをいやし、自分を満たし、幸せな日々を連れてきます。

    ぜひご覧いただけましたら幸いです。

    画像: 「道具」が繋ぐ家族の絆。料理上手の母から受け継いだもの/スタイリスト・伊藤まさこさん

    天然生活 2024年9月号
    https://shop.tennenseikatsu.jp/items/88709969



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