(『天然生活』2021年10月号掲載)
麻生圭子さんの愛読書、4選
麻生さんが愛読する本のなかから「人生について学ぶ本」「心を励ます本」「家時間の相棒」「新しい知識を学ぶ本」を教えてもらいました。
人生について学ぶ本
アーミッシュカントリーの美しい暮らし
山中麻葉著 エムジェイブックス
現代の利便性を排除し、昔ながらの生活用式で暮らすアーミッシュの本は、俗に染まりがちなときの戒めとして繰り返し読む。「彼らの暮らしをよすがとして、立ち戻るようにしています」。
心を励ます本
At the Water's Edge Summer escapes for easy living
Sally Hayden著 Ryland Peters&Small
湖畔の家をセルフリノベしたとき参考にした本。実用だけでなく、麻生さんの心を励ます音楽的役割もあります。「インテリアの本は、私にとっての洋楽やクラシック。聴くように読みます」。
家時間の相棒
50の道具とアイテムで知る 図説ガーデンツールの歴史
ビル・ローズ著 柴田譲治訳 原書房
最近始めた家まわりのガーデニングのお供。「私は永遠のガーデニング1年生。本で勉強し、カタチから入るべく、ブロカントショップで古いガーデニング道具を収集しています(笑)」。
新しい知識を学ぶ本
Newton別冊 ゼロからわかる天気と気象
荒木健太郎監修 ニュートンプレス
湖西に住んで以来、山と水と木のすべてがつながっていることを体感し、自然への知識欲が増しました。「風や雲の動きを読みたい。朝ドラのように、気象予報士をめざしたくなりました」。
〈撮影/伊藤 信 取材・文/西川公子〉
麻生圭子(あそう・けいこ)
作詞家として数々のヒット曲を手がけた後、エッセイストに。京都町家暮らし、ロンドン生活を経て、現在は琵琶湖畔の家に、夫、猫の麒麟と暮らす。
インスタグラム:@asokeiko
X(旧Twitter):@keiko_aso
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです