お菓子はほとんど手づくりするという、はなさん。何度もつくっている、とっておきのレシピを教えてもらいます。毎月30日更新。
hana’s memo
クリームチーズを加えた贅沢なクリームに、秋の味覚を先取りしたクレープ。
春巻きのようにクリームを巻き込むので、クレープの端が少々崩れても大丈夫です。
甘さ控えめのおやつなので、クレープ生地は厚めに焼いて、クリームをたっぷり詰めるのがおすすめ。
「クレープロール」のつくり方
材料(4個分)
<クレープ生地> | |
薄力粉 | 60g |
きび砂糖 | 15g |
溶き卵 | 1個分 |
牛乳 | 160mL |
バター(塩分不使用) | 10g |
<柿ソース> | |
柿 | 1個(皮をむいて正味140g) |
きび砂糖 | 20g |
レモン汁 | 小さじ1 |
<チーズクリーム> | |
クリームチーズ | 50g |
生クリーム | 200mL |
きび砂糖 | 大さじ1と1/2 |
下準備
*バターを湯せんで溶かし、冷ます。
*牛乳と卵は常温にもどす。
*クリームチーズをなめらかになるまで泡立て器で練る。
つくり方
1 クレープ生地をつくる。薄力粉と砂糖をボウルに入れ、泡立て器で混ぜる。
2 1にバター、溶き卵、牛乳の1/3量を加え、さらに混ぜる。
3 2に残りの牛乳を加え、ダマがなくなるまで混ぜる。
4 3の生地をざるでこし、冷蔵庫で2時間以上、寝かせる。
[はなよりひと言]
ダマを取り除いてから生地を寝かせます。生地を寝かせると焼き上がりがもっちりします。
5 柿ソースをつくる。みじん切りにした柿を鍋に入れ、砂糖とレモン汁を加えたらクタッとするまで煮込み、冷ましておく。
6 チーズクリームをつくる。生クリームと砂糖を泡立て器で軽く混ぜ、クリームチーズを加えたらさらに混ぜる。
[はなよりひと言]
砂糖が溶けたらクリームチーズを加えて、8分立てまで泡立てます。
7 6を1.5cmの口金を付けたしぼり袋に入れて、冷蔵庫で保存する。
8 クレープを焼く。鉄のフライパンに薄くバターを敷き、中火で熱する。フライパンに熱が通ったら4のクレープ生地70mL(お玉一杯弱)を真ん中から流し込み、フライパンを回しながら円形の生地をつくり、弱火で焼く。
[はなよりひと言]
直径27cmのフライパンを使っていますが、もう少し小さくても大丈夫です。テフロン加工のものよりも鉄のフライパンを使った方が、こげ目が付いて、おいしくなります。
9 生地の色が変わり、端が乾いてきたらひっくり返す。
[はなよりひと言]
菜箸で生地の端を持ち上げ、手でひっくり返しても良いのですが、熱いので私はフライ返し(ターナー)を使いました。
10 生地の裏面を軽く焼き、皿に移して冷ます。同様に全部で4枚焼く。
[はなよりひと言]
こげ目が付きやすいので、軽く焼く程度で大丈夫です。
11 冷めたクレープ生地をこげ目がついた方を下にして置き、中央に6のクリームを3本しぼり出す。その上に5の柿ソースを1/4量のせ、春巻きを巻くように、クリームを包み込む。同様に全部で4つつくる。
はな
モデル・タレント。神奈川県横浜市出身。17才からモデル活動を始める。現在は、ファッション誌で活躍するかたわら、FMヨコハマ「Lovely Day♡~hana金~」のナビゲーターも務めるなど、幅広く活躍している。趣味はお菓子づくりや茶道、仏像鑑賞。著書に『はなのお菓子』(扶桑社)、『今日もお稽古日和』『はな、茶の湯に出会う』(ともに淡交社)、『hana’s style book』(宝島社)、『ちいさいぶつぞう おおきいぶつぞう』(幻冬舎)、『おくるおかし』(集英社)など。最新刊「はなと学ぶ パンダに会いに行くための中国語』(白水社)が好評発売中。
インスタグラム:@hanalovestaco
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天然生活webの連載「はなのお菓子」で人気のレシピを集めて、1冊にまとめました。「いちごショートケーキ」「タルトタタン」「台湾カステラ」「バスクチーズケーキ」など、はなさんが試作を重ねてできた32のレシピ。ぜひお家でつくってみてください。お菓子づくりに目覚めたきっかけなどについてのインタビューも掲載しています。
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