コクやうま味がたっぷり! 「味噌」でつくる、炊き込みごはん
料理家で発酵マイスターである、榎本美沙さんの新刊『毎日の発酵食材レシピ手帖』(Gakken)では、味噌や甘酒、塩麹など、毎日の生活に取り入れやすい8つの発酵食材を使うコツとレシピを紹介しています。
大の味噌汁好きで、日々の食卓に味噌が欠かせないという、榎本さん。
味噌は、料理のジャンルを問わず使え、素材のコクやうま味を引き出してくれる縁の下の力持ち。
料理をつくるときは、「これに味噌を入れたらおいしいかな?」と考えながら、新しい活用法を見つけて楽しんでいるのだそう。
味噌を使った炊き込みごはんはコクがあり、きのこのうま味との相性抜群!
ごはんときのこがおいしいこの時季、ぜひ味わってくださいね。
きのこの味噌しょうが炊き込みごはんのつくり方
秋の定番、きのこの炊き込み。
しょうゆや塩もいいですが、きのこの香りを引き立てる味噌味もお気に入り。
おこげもおいしいんです。
材料(4〜5人分)
● 米 | 2合 |
● しめじ、まいたけ | 各1パック(各100g) |
● しょうが | 1かけ |
● A | |
・味噌 | 大さじ2と1/2 |
・みりん、酒 | 各大さじ1と1/2 |
● 小ねぎ(小口切り) | 適量 |
つくり方
1 米はといでから30分浸水させ、ざるに上げて水をきる。Aは混ぜ合わせておく。
2 しめじとまいたけは手でほぐす。しょうがはせん切りにする。
3 炊飯器の内釜に米、Aを入れ、2合の目盛りのやや下まで水を加えて軽く混ぜる。2をのせて普通に炊飯する。
4 炊き上がったらさっくりと混ぜて器に盛り、小ねぎを散らす。
〈撮影/宮濱祐美子〉
※ 本記事は『毎日の発酵食材レシピ手帖』(Gakken)からの抜粋です
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体によくて、料理をよりおいしくする発酵食材。発酵食材と聞くと「自家製」をイメージして「ハードルが高い」「意識が高いもの」と思っている人も少なくありませんが、市販品でも十分においしい料理が作れます。ただ、市販品のデメリットは気軽に手に入ることもあり、使い切れずに忘れてしまったり、なんとなくパッケージのまま冷蔵庫の奥に…なんてことが起きること。
本書では、数ある発酵食材の中でも、生活に取り入れやすい市販の味噌、甘酒、塩麹、黒酢、酒粕、ヨーグルト、キムチ・漬物、納豆をピックアップ。発酵食材が大好きな料理研究家の榎本美沙さんが、実際にご家庭で作られている普段使いのシンプルレシピと、食材ごとにしっかり使い切るためのコツをたっぷりご紹介しています。
発酵調味料は、酸っぱい、甘い、しょっぱい、といった味の要素が1つに入っていることが多いため、「それだけ」で味が決まりやすいのも大きなメリット。切って和えるだけの最小限レシピを始め、忙しい人にこそおすすめしたい、手軽で簡単、だけど格別においしい発酵食品のレシピ集です。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
最新刊『榎本美沙のひと晩発酵調味料』(主婦と生活社)amazonで見る が好評発売中。
そのほかの著書に、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。
「榎本美沙の料理教室」
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